教員の転職活動は何から準備すべき?やることリスト5つを徹底解説
教員から転職しよう!
と思っても、何をすればいいか分からないですよね。
就活をした経験がない方であれば、なおさら分からないのは仕方ありません。
筆者も元教員ですが、何から始めていいかわかりませんでした
実は転職サイトでも転職ノウハウを知ることができますが、教員の転職にピッタリの情報を見つけるのは、そう簡単ではありません。
それなぜか?転職サイトは企業に勤める人向けに書かれているからです。
残念ながら教員の転職に役立つノウハウは手に入りにくいのが現状です。
そのため、教員から転職しようと思っても、
何からすればいいかわからない
といって、転職を諦めざるを得ない方も。
しかし、当サイトでは教員の転職活動のノウハウを全てまとめました。
筆者自身が転職活動を進めながら、もしかすると他の先生も困っているのではないか?と思ったからです
もちろん教員の転職について書かれているサイトは他にもありますが、ここまで詳しく書かれたサイトは見たことはありません。
特に転職活動は授業と同じで事前準備が大切です。何をどのくらい準備するかによって結果が大きく変わります。
このページを読むと、やるべきことが5つ分かるので、迷わず転職活動に踏み切れるはずです。
ぜひあなたの転職活動に活用していただいて、教員からの転職を成功させてくださいね。
教員の転職でまずやるべきことは以下の5つです。
クリックすると読みたい項目に移動できます↓
「やることが多くて難しそう」
「転職活動が不安だな」
と思われた先生は、サポートしてもらうことをおすすめします。
教員からの転職でまず押さえておきたいこと
教員の転職は、民間企業からの転職とは事情が異なります。
「教員の転職が難しい」というのはよく言われる通り、事実です。
実際に転職して「難しい」と感じた点は大きく分けると2つあります。
- 企業側の理由
- 即戦力のある人材が欲しいから
活躍できるイメージがないと厳しい - 長く働ける人材(若年層)を求めるから
転職は年齢が大きく関わる - 適応力や柔軟性がある人を採用したいから
教員は「偉そう」と思われやすい
- 即戦力のある人材が欲しいから
- 教員側の理由
- 教員の方が年収が高いケースもある
- 転職活動する時間が土日に限られる
- スキルや実績がアピールしにくい
ただし、教員からの転職に成功した人もたくさんいます。
教員以外に特別なスキルがあったからではなく、教員の経験しかなくても転職できるのです。
教員の転職におけるノウハウをしっかり学べば、転職することは決して不可能ではありません。
絶対に転職してやるぞ!
といった覚悟があるならば、あなたも転職も成功に導けるでしょう。
転職先に求める条件を整理する
教員から転職したいと思っても、よくあるのが仕事探しでつまずくパターンです。
転職したいけど、やりたい仕事が分からない
この求人もいいし、前に見た求人もよかったな
このように迷って転職活動がうまくいかなかったり、長期化するのは避けたいですよね。
そこで大事なのが「転職軸」です。
転職軸を言語化しておこう
転職軸とは、転職先に求める「絶対に譲れない条件」のことです。
・給与の最低ライン
・残業時間
・仕事内容
・勤務地の許容範囲
・転勤の有無
など、まずは思いつくままにあなたの希望条件を書き出してみましょう。条件はいくつあってもOKです。
ただし、「全ての条件に当てはまる企業はない」という点を覚えておいてください。
そこで重要になるのが、次項で解説する優先順位です。
希望条件に優先順位を付けておこう
先ほど書き出した条件に優先順位をつけてみましょう。
優先順位を付ける方法は、書き出した希望条件を以下の基準で分けるだけです。
- 絶対に求める
- できれば求める
- なくてもOK
ただし、ポイントが1つあります。
・仕事内容にワクワクするか?
・自分の強みを活かせる仕事か?
・どんな経験を積めるのか?
といった、仕事内容に重点をおいて付ける点です。
給与や福利厚生などの表面的な条件を優先してしまうと、仕事のモチベーションを維持するのが大変になってしまいます。
興味ない仕事を「お金のため」と割り切って働くのは、精神的にも体力的にもきついのはご想像どおりです。
筆者も仕事内容を一番につけましたし、そのおかげもあって転職してから「教員をやめてよかった」と感じました。
優先順位は、仕事内容を重視して決めてみてくださいね
転職における年収の考え方
転職する際に気になる項目の1つが年収ではないでしょうか。
実際に転職で年収アップ、または現状維持をのぞんでいる方もいると思います。特に年収が下がるの避けたいですよね。
しかし、現実は教員から転職すると、ほとんどの方が年収が下がります。
筆者も転職して年収が下がったうちの一人です
え…年収が下がるのは困るな
しかし、必ずしも年収が下がる転職が失敗とは言えません。
今すぐにでも転職したい状況の方や年収よりも他に優先したいことがある方もいると思います。
特に教員の場合は、長時間労働をはじめとした働き方を改善したい先生は多いのではないでしょうか。
要するに、何を優先して転職するかが大切、ということです。
転職して、
つらい状況から抜け出せたので、幸せです
と感じたのなら、転職は成功したと言えます。
筆者も転職してからの方が幸せなので、年収が下がった点は気になりませんでした
年収ダウンの転職について不安のある先生は、以下で対策を解説していますので、タップしてご覧ください。
転職活動のタイミングとスケジュールを考える
転職活動に入る前に、以下の3点について確認しておくと安心です。
転職活動が長期化しないためにも、転職のタイミングやスケジュール計画を最初に考えておきましょう。
転職活動の流れを知ろう
転職活動ってどんな流れで進むんだろう?
このように転職活動を始める前は、分からないことばかりで見当がつかないと思います。
そこで大事なのが転職活動全体の把握です。最初に流れを知っておくと、計画的に転職活動を進められるようになります。
例えるなら授業と同じです。授業を時間内に終わらせるために、事前に流れや時間配分を考えておきますよね。
最短距離で転職を成功させるためにも、流れを把握しておきましょう。転職活動は大きく分けて6つのステップがあります。
え?こんなにやることがあるのか
と思うかもしれませんが、実は教員採用試験とそこまで変わりません。
書類作成して、応募して面接……の流れだったと思います。
転職もそれぞれのステップごとに対策があるので、実践して転職を成功させましょう。
転職のタイミングを見極めよう
教員から転職する際に悩むのがタイミングだと思います。
結論からお伝えしますと、転職活動にかかる期間は人それぞれです。活動開始から3ヶ月以内に決まる人もいれば、6ヶ月以上かかる人もいます。
転職先の業界・職種や個人のスキル・経験などによって、転職のしやすさが変わるからです。
そのため、転職活動をいつ始めるかについては、以下の2つのポイントを参考にしてベストな転職時期と避けたい時期を明確にしましょう。
個人的な理由
大きく影響するのが個人的な理由です。
・転職に対するモチベーション
・健康状態
・家族の都合
などの現状はどうでしょうか。
転職のモチベーションが高い、かつ転職活動できる健康状態であるならば、早めに始めるのが得策と言えます
家族がいる方は、自由には転職できないと思います。まずは話し合いが必要になるでしょう。
3月末の退職であるならば、11月〜1月に始める先生が多いようです
仕事の都合
教員として働きつつ転職活動する場合は、職場の状況を見極める必要があります。
・学校行事
・研究授業
・成績処理の時期
・部活動の大会やコンクール
など、授業以外の仕事がある時期は避けた方が無難でしょう。
転職活動が原因で教員の仕事に支障が出てしまうのは、本末転倒になりかねません。
現実は全てを避けるのは厳しいかもしれませんが……なるべく上記2つのタイミングを加味して転職活動を始めるのが理想的です。
退職してからの転職も可能ですが、安心して教員を辞めるためには、在職中に転職活動を始めることをおすすめします。
転職活動のスケジュール計画を立てよう
次の職場で働き始める時期を決めたら、逆算して転職活動のスケジュールを立てましょう。
例えば、4月1日に入社する場合。
6ヶ月スケージュールの例
退職 | 3月31日 |
最終出勤 | 3月27日(年休を消化) |
内定受諾日 | 2月15日 |
最終面接合格通知 | 2月10日 |
面接 | 12月〜2月上旬 |
書類準備・応募 | 11月 |
転職準備 | 10月 |
3ヶ月スケジュールの場合
退職 | 3月31日 |
最終出勤 | 3月27日(年休を消化) |
内定受諾日 | 2月15日 |
最終面接合格通知 | 2月10日 |
面接 | 1月〜2月上旬 |
書類準備・応募 | 1月 |
転職準備 | 1月 |
上記のように3〜6ヶ月間のスケジュールを立てておくと安心です。
ただし、3〜6ヶ月間で決まらない可能性も考えられます。
・異業種・未経験職に転職する
・書類選考に通らない
・面接がうまくいかない
といった個人の事情にも左右されるからです。
無理なスケジュールは転職失敗を招くもとになってしまいます。
この記事を見ている今のうちにスケジュールを立ててみてください。
自分の強みを分析する
教員を転職する理由が、現職への不満や不安という方がほとんどだと思います。
しかし、今の感情など目先のことだけ転職してしまうと、自分のことがよくわかっていないので、転職で失敗してしまう可能性があります。
自分のアピールポイントがよくわかっていないと、書類や面接で効果的にアピールできません。
転職で失敗しないためには、自己分析する時間を設けましょう。
これまでの経験から自分の強みと弱みがわかると、仕事選びの手掛かりが増えて、転職活動もうまくいくきっかけになります。
強みは誰にでもあります
教員は真面目で勉強ができる優秀な方が多いですが、優秀さが雇われやすさにつながることはありません。
この人ならうちで活躍してくれそうだ!
と思ってもらえない限り、内定を出す企業はないからです。
私の強みは〇〇です!
と、自分の強みをアピールしなければいけません。
そんなこと言われても、自分に強みなんてないんだけどな…
実は教員としての経験を効果的にアピールすることで、「強み」とされるものは誰にでもあります。
まずは、教員になってから今までの経験や実績を書き出すところから始めましょう。
強みの見つけ方については以下で解説しているので、知りたい方はタップしてご覧ください。
未経験・異業種転職の攻略ポイントを知る
教員とは全く違う仕事をしてみたい!
と考えている先生もいると思います。
未経験の仕事に転職する場合は、
- スキルが求められる
- 教員のスキルと経験をアピールしにくい
といった理由から、難易度が上がります。
未経験・異業種の転職を成功させるためには、攻略ポイントがあるので、事前に知っておくと安心です。
転職活動が不安な先生へ
ここまで転職のタイミングやスケジュールなどをご紹介しました。
でも、正直なところ
全部一人でやるのは大変そうだな
自分一人でできる気がしない
というのが本音ではないでしょうか。
想像してみてください。今の仕事に転職活動が加わったら……
体力的にも精神的にも大変なのは明白ですよね。できれば転職活動の負担を減らしつつ、理想の転職も叶えたい。
実は教員が転職活動の負担を減らす方法が1つあります。
それは転職エージェントの活用です。
転職エージェントを活用すると、転職活動を無料でサポートしてもらえます。
サポート内容
- キャリアの棚卸しと転職目的の確認
自分で気づかなかった強みがわかる
転職で実現したいゴールが明確になる - 転職活動の計画作成
希望入社日から逆算してスケジュールを提案してもらえる - 求人の紹介
非公開求人の紹介や求人企業の詳細情報も教えてもらえる - 職務経歴書(応募書類)の添削
選考通過率を高める書類を作成できる - 面接対策と面接日程調整
過去の面接情報をもとにアドバイスが受けられる - 条件交渉&入社日の調整
自分では言い出しにくい年収や待遇の交渉を代行してもらえる - 退職アドバイス
内定後にやるべきことを教えてもらえる
でも知らない人にサポートしてもらうのはちょっと
サポートしてくれる相手は、キャリアアドバイザーといって、キャリアの知識も転職支援の経験もあるプロです。
当然、一人で転職活動を進めるより遠回りせず、内定獲得率を高めることもできます。
筆者自身も安心して転職活動を進められたのは、転職エージェントのおかげでした。
他の元教員も転職エージェントを活用して転職を成功させています。
効率よく転職活動を進めたい先生は、ぜひ利用してみてくださいね。
転職エージェントといっても、山の数ほどありますが……当サイトでは元教員が利用した転職エージェントのみをご紹介しておきます。
「ここから選べば間違いない」というところまで絞り込みました。
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元教員52名が利用済み!
- リクルートエージェント:
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転職エージェントについて詳しく知りたい方は、下記で解説していますので、タップしてご覧ください。
教員の転職でよくある質問5つ
ここでは、教員の転職に関してよくある質問に回答します。
これから転職する方はぜひ参考にしてください。
初任なのですが、教員を辞めるべきか迷っています
軽い気持ちで転職するわけにはいかないので、本当に教員を辞めたいのか、自分の気持ちを確かめる必要があります。
辞めるか迷っているうちは、教員として働きながら休みの日を使って以下の3点について検討してみてください。
・辞めたいと思っている理由
・辞めないと解決できないか
・自分がどうしたいのか?
初任で辞めたいと思う理由や判断基準は以下で解説しているので、必要な方はご覧ください。
「疲れた」という理由で教員を辞めるのはアリでしょうか?
疲れは心身ともに悪影響を及ぼす場合もあるので、辞めるのも一つの手です。
ただし、疲れているのであれば「休む」という方法もあります。
下記を参考にして、辞めるのか、休むのがベストなのか判断してみてください。
教員を辞めるのは甘えでしょうか?
教員から転職して後悔しないか不安です
教員から転職して後悔する人は、以下の理由で後悔しているパターンが多いです。
- 企業の働き方に馴染めなかった
- 年収が下がった
- 長期休暇が取れなくなった
後悔を防ぐためには、前述した転職軸をしっかり固めておくことが大切です。
事前準備が後悔するか否かを決めるといっても過言ではありません。
後悔しないための対策は以下で解説していますので、事前に目を通しておくと安心です。
教員におすすめの転職先を知りたいです
教員におすすめの転職先は、教育関連の仕事はもちろん、以下の未経験・異業種もおすすめです。
・事務
・営業
・エンジニア
上記の転職先は実際に教員から転職した方がたくさんいらっしゃいます。
求人数が多い分、転職できる可能性が高いのでしょう。
万全の準備で教員の転職活動をスタートさせよう
今回は、教員から転職したい方に向けて転職活動の準備を解説しました。
教員からの転職が難しいのは事実です。しかし、成功させている方はたくさんいます。
「準備が転職成功のカギ」といっても過言ではありません。まずは転職活動に向けてしっかり準備しましょう。
「一人で準備できる自信がない」
「転職活動に漠然とした不安がある」
という先生は、ぜひ転職エージェントを活用してみてください。
準備ができたあなたなら、次の応募書類の作成もうまく行くはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの転職活動がうまくいくことを願っています!