転職の面接対策|教員が面接に合格するための基礎知識と対策5つ
書類選考、お疲れ様です。
転職の面接は、厳しい書類選考を通過して手にしたチャンスです。
絶対に面接に合格して内定をもらいたい!
という気持ちだと思います。
転職の面接は「教員の経験やスキルを応募先でどう活かせるのか」といった職歴に関する質問が中心です。
教員採用試験の時のような「どうするか・どう思うか」などの想像力・発想力を試す質問はほぼありません。
中途採用の面接は業界・職種問わず、聞かれる質問や流れなどが決まっています。
特に教員はビジネススキルがないといったマイナスイメージを持たれやすいので、事前にしっかり対策して合格を目指しましょう。
筆者の転職体験談をもとに解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね
書類選考通過から面接までにやること2つ
まずは書類選考に通過してから面接までにやることを2つ解説します。
スムーズに面接に進めるように、事前に把握しておきましょう。
面接日程を確認する
書類選考通過のメールには、面接日について記載されているケースが多いです。
以下に当てはまる方は返信が必要なので、注意してください。
・面接希望日を聞かれた場合
・候補日から面接日を選ぶ場合
・日程の変更をしたい場合
・日程通りに選考に進む場合
(返信不要と書かれていない場合)
教員が気をつけたいのは、ビジネスメールのマナーです。
・24時間以内に返信する
・最後に署名する
(氏名•メールアドレス•電話番号などを記載)
・送られてきたメール文は残しておく
選考中のメールも採用結果に関わると言われているので、ルールを守って返信しましょう。
転職エージェント経由で応募した場合、面接日程の調整は代行してもらえます。
転職サイト経由で応募した方は、サイト上のメッセージ機能を使って応募先企業と連絡を取るのが一般的です。
ちなみに面接は平日に行われることが多いです
18時など定時以降の時間に調整してもらうか、年休を取って行くかの2択になると思います
適性検査を受ける
選考において適性検査を実施する企業もあります。
適性検査とは、あなたがどのくらい応募先の企業にマッチするかを確認するためのものです。
教員採用試験でも受験した方がいるかもしれません。
企業によって適性検査を行うタイミングは異なりますが、一番多いのが一次面接の前です。
適性検査の結果は、採用の判断材料になると言われています。
適性検査と一口言っても種類はたくさんありますが、一般的に実施されているのは「SPI3」という検査です。
自分のパソコンを使って65分間、Web受験するケースが多く見られます。筆者もWebで受験しました。
SPIは2つの試験で構成されています。
1:能力検査
2:性格検査
能力検査は国語と算数の問題が出題されます。
問題の難易度は、小学校高学年から中学校2年生レベルと言われており、基本的にその場で考えて答えられる程度の問題が多いです。
心配な方は対策本があるので、一通り解いておくと安心できるでしょう。
性格検査は、性格に関する質問に答えるテストです。
仕事の取り組み方や人との接し方などあなたの性格の特徴が分かります。
性格検査は能力検査とは違い、正解のない問題なので直感で回答するのがおすすめです。
偽って回答しても面接で答えた内容と結果が一致しない、入社後のミスマッチを生む原因になってしまうので、素直に回答しましょう。
中途採用の場合は、性格検査のみ実施される場合もあります
面接の基礎知識をおさえよう
ここでは、転職の面接に関する基礎知識を4つ解説します。
安心して面接にチャレンジするためにも、事前に知識を身につけておきましょう。
転職の面接回数
面接は1~3回行われるのが一般的です。
平均は2回と言われていますが、なぜ何回も面接するのでしょうか。
その理由は、複数の人の目であなたを採用するか判断するためです。
質問内容はあまり変わりませんが、面接官とチェックポイントが異なります。
比較項目 | 面接官 | みられるポイント |
---|---|---|
一次面接 | 人事担当 | なぜうちの会社なのか? |
二次面接 | 現場で働く人 | どれだけ教員の経験やスキルを発揮できるか? |
三次面接 | 役員 | 企業や事業にマッチするか? |
教員採用試験の面接も複数の面接官がいたと思います。転職の選考も同じように、異なる立場の人の意見を踏まえて、採用するか判断するのです。
面接によって面接官とチェックポイントが異なる点を把握しておきましょう。
面接時間とスケージュール
面接時間は、以下のように設定されているケースが多いです。
一次面接:30~60分
二次面接:60分
三次面接:40分
結果は面接翌日~10日以内に出ることが多く、次の面接も基本的に1週間間隔で進んでいきます。
通過できたとしても、すぐに次の選考があるので、最終面接が終わるまでは気が抜けません。
教員として働きながら転職活動を進めている場合は大変だと思いますが、多忙な日々を過ごしているあなたならきっと大丈夫です。
大変なのは今だけなので、最後まで一気に駆け抜けましょう!
結果は第一印象で決まる
子どもの様子や話し方から大体の性格がわかるように、転職の面接においても第一印象であなたがどんな人なのか伝わります。
最初の印象が大切です。
では、どうすれば面接官に好印象を与えられるのでしょうか。
ポイントは3つあります。
・明るい表情(笑顔でハキハキと)
・話し方(相手の目を見て結論から話す)
・身だしなみ(マナーも含む)
上記3つは事前に練習したり、調べたりしておけば十分対策できます。
冒頭でもお伝えした通り、教員は「ビジネスマナーがない」という印象を持たれやすいので、まずは見た目から整えていきましょう。
面接当日の流れ
当日の面接は、以下のような流れで進んでいきます。
面接開始5〜10分前までに済ませておく
入社日・勤務地・勤務時間・希望給与など
あなたが企業や面接官に質問する
転職の面接で必ず聞かれる質問5つ
面接で質問される内容は主に5つあります。
・自己紹介
・転職理由
・志望動機
・あなたの強み
・面接官への逆質問
たったの5つだけとも言えますが、甘くみてはいけません。
例えば、志望動機について語るだけでも、
「〇〇から当社を志望している」と仰っていましたが、それは具体的にどういった事からそう感じているのでしょうか?
教員のご経験が当社の業務に活かせるのではないかということですが、具体的にどのような形で活かせるとお考えか、教えていただけますか?
など深掘りされるので、事前に聞かれそうな質問と回答を想定しておく必要があります。
ただし、同じ業界や職種に応募する場合、大変なのは最初だけです。
志望動機以外は他社でも応用できるので、場数を踏むうちに慣れるでしょう。
もちろん上記5つ以外にも質問されるので、企業ごとの傾向を掴んでおくと効率よく準備できます。
企業ごとの傾向は、口コミサイトや転職エージェントのアドバイザーから情報を入手するのがおすすめです
筆者が活用した口コミサイトはこちら↓
以下で5つの質問に対する回答ポイントを解説するので参考にしてください。
5つの質問に対する回答ポイント
せっかく面接まで進んだのですから、何としてでも内定を獲得したいと思います。
ここでは教員が面接を突破するために備えておきたいポイントを5つ解説します。
自己紹介・自己PRは「企業が求める人物像」がポイント
自己紹介や自己PRでは、教員の経験や実績を全て伝える必要はありません。
応募先の企業が求めている経験やスキル、人物像に合わせて伝えるのがポイントです。
この人はうちの企業で活躍してくれそうだな
と思ってもらえるからです。
一方、人物像を調べることなく自分の述べたいことだけを伝えてしまうと、
この人は優秀だけど、うちの企業には必要ないな
上記のように面接に合格できないリスクが高まります。
・どんな人材を求めているのか?
・それに対して自分のどんなスキルや経験をアピールできるか?
といった企業側の目線で回答を準備するのがベストです。
転職(退職)理由はポジティブに伝えよう
中途採用の面接で必ず聞かれるのは、転職(退職)理由です。
なぜ教員から転職したいと思ったのですか?
と聞かれた場合は、ポジティブに答えましょう。
長時間労働が嫌になったからです
などネガティブな理由を述べてしまうと、
うちの会社に入ってもまた辞めるだろう
などと、マイナス印象を与えてしまいます。
本音はネガティブであっても問題ありませんが、伝える際はポジティブに言い換える点を意識してみてください。
「~したい」の表現を用いて伝えるのがポイントです。
たとえば、長時間労働が理由の場合。
実際に「長時間労働が嫌になったから」と伝えるよりも「効率よく働いて成果を出したい」と答えた方がポジティブに聞こえますよね。
転職理由の伝え方については以下で解説していますので、知りたい方はタップしてご覧参ください。
志望動機は企業研究が必須
「なぜその企業で働きたいのか?」を伝えるのが志望動機です。
志望動機は、企業の魅力とあなたの強みを合致させて回答するのがポイントになります。
企業の魅力を知るためには企業研究が欠かせません。
研究というと難しく感じるかもしれませんが、ネット上で調べる作業がほとんどです。企業のサイトで以下の項目を中心にチェックしてみてください。
企業理念/事業内容/経営者情報/沿革/商品やサービスの特性/売上高/競合他社情報など
調べた内容は志望動機だけでなく、自己紹介や自己PR、転職理由、逆質問にも活用できます。
詳しくは下記で解説していますので、知りたい方はご参考にどうぞ。
あなたならではの強みをアピールしよう
転職は年齢によって求められる人材やスキル、実績が異なります。
つまり、年齢に応じて適切にアピール方法する方法があるということです。
20代教員:今後の活躍や成長
30代教員:今後の活躍や成長・即戦力
年齢が上がれば上がるほど、教員のスキルや実績が求められる傾向にあります。
効果的にアピールするためには、転職準備の段階で準備した自己分析の結果を企業が求める人物像に合わせて回答するのがベストです。
逆質問はあなたの意欲を伝えるチャンス
面接の最後によくあるのが面接官からの逆質問です。
「〇〇さんから当社に対して何か質問はありますか?」と聞かれた際に、
特にありません
残業時間はどれくらいですか
といった、無関心さを示したり、調べれば分かることを質問してしまったりすると、マイナス評価を与えてしまいます。
それまでは高評価であっても、逆質問の内容で結果が変わってしまうケースもあるそうです。
逆質問は何を聞いても良いわけではありません。
あなたの入社意欲や自己PRにつながるような質問をするのがポイントです。
内定を勝ち取るためには「練習」にカギあり
面接がうまくいくかどうかは、事前練習によって決まるといっても過言ではありません。
練習しておくと自信を持って面接にのぞめます。その自信が「入社意欲」として面接官にも伝わるでしょう。
練習方法は3つあります。
1:一人で話す練習をする
2:友人や家族に聞いてもらう
3:プロに指導してもらう
ただし、上記2つの方法は本気で練習できない可能性があります。より本番に近い状態で練習するにはプロにお願いするのが一番です。
転職エージェントを利用している方は、面接対策を受けられるので活用しましょう。
もし利用していない場合は、ココナラやcoachee
休みの日や寝る前の時間を活用して、練習しておきましょう
転職の面接対策で準備すべきことは2つ
今回は転職の面接対策について解説しました。
転職したい教員が必ず対策しておくべき点は2つ。
事前に対策しておくと自信を持って面接にのぞめます。今回紹介した内容を実践して、内定を獲得しましょう。
面接を通過したら、次は内定と入社準備です。
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ここまできたあなたなら、きっとうまくいくでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。