教師辞めたい疲れた…と感じているあなたへ|実体験から解決策を紹介
なりたくてなった仕事のはずなのに、なぜか辞めたいと思うほどまで疲れ切っている……
もう疲れてしまった
と悩んでいませんか。
こんにちは、元教員のミチです。
毎日おつかれ様です。本当によく頑張って働いていると思います。
教師の仕事って大変ですよね。待遇はそこまで悪くはないし、やりがいを感じる時もあるけれど……
残業は当たり前で、働いてもはたらいても仕事と時間に追われる毎日。
プライベートの時間があっても休んだ気がせず、常に頭の中は仕事でいっぱいだと思います。
どの仕事にも多少の疲れはありますが、「辞めたい」と思うほど疲れ切っているのなら、今後の人生に向き合う時が来たのかもしれません。
当記事ではそんな辛さから抜け出す方法をまとめました。少しもで心が軽くなれば幸いです。
教師を辞めたいと思うほど疲れてしまう理由
〇〇先生みたいになりたい
と自分で教師になることを選んでなったのに、あのワクワクはどこへ行ったのでしょか。なぜこんなにも疲れ切ってしまうのでしょうか。
仕事量
1つは仕事量だと思います。
「〇〇した方がいい」「他の学校は〇〇している」などと、負担が減るどころか増えるばかり……
勤務時間内におわる仕事量ではありませんよね。
かといって手を抜こうにも、子どもや生徒を思うと適当にはできないのが本音だと思います。
どこまでも出来てしまうのが教師の仕事なのです。
その理由は公務員という働き方もありますし、なにより教育には正解がないからでしょう。
カリキュラムは決まっていますが、目の前の子どもや生徒によって課題は異なります。
限られた時間の中で教材研究し、授業をつくって、事務の仕事もこなす。
経験が増えるにつれて出来ることも増えるけれど、4月になればまた一からのスタートです。
まさに終わりのないマラソンを走るようなもの。
休むことなく走り続けていると、疲れるのは当たり前です。「この仕事をあと何年続けるんだ」と明るい未来がイメージできなくなってしまうのも無理ありません。
だから、この記事を読んでいる方には「自分なりのゴール」をもって欲しいです。
「ここまでできればOK」といったゴールを定めて、そのゴールに必要なことだけをしていく。
それ以外の仕事はできるだけ「やらない」という働き方を少しずつしていきましょう。
- この仕事は本当に必要なのか?
- 教師しかできないことなのか?
- 今やる必要があるのか?
そういったことを考えて行かないと、終わりなき仕事になってしまいます。
自分のベストを尽くす、それでいいんです。無理する必要は決してありません。
人間関係
人を相手にする仕事は大変ですよね。
「大変だからやりがいも大きい」とも言えますが、どの先生も人間関係の悩みを抱えていると思います。
「いつもありがとうございます」
「先生でよかった」
と嬉しい言葉をもらえる時もありますが、指導で困っていたり、子どもや保護者に心ない言葉を言われたりするときもあるでしょう。
気にしないようにしても、気になってしまうのが人間です。言葉による傷は深いですから、一度言われるとずっと跡が残ります。
特にギリギリの状態で働いている場合は、ちょっとしたことでも心が折れやすくなります。
お給料が山ほどもらえるのであれば、
なんとか頑張ろう
と思えるかもしれませんが、そこまで大した額でもないですし、むしろ減っているのが現状です。
平成23年 | 37万1303円 |
---|---|
平成24年 | 36万8725円 |
平成25年 | 36万7031円 |
平成26年 | 36万7201円 |
平成27年 | 36万5146円 |
平成28年 | 36万2806円 |
平成29年 | 35万9806円 |
平成30年 | 35万7441円 |
平成31年 | 35万5362円 |
令和2年 | 35万3398円 |
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/kyuuyo/kyuuyo_jc.html
物価上昇で出ていくお金は増えているのに、もらえるお金は減っているのです。追い打ちをかけるようにプライベートの時間もありません。
やりがいだけでは仕事のモチベーションは続かないのです。真面目な人ほど、疲れた、しんどいと感じやすいのが学校現場だと思います。
がんばっても報われない
自分なりにがんばって働いていても、人生そう上手はいかない時もあります。
授業がまともにできる状態じゃない
指導教員や学年主任にダメ出ししかされない
といった状態にある場合は辛いでしょう。
仕事がうまくいかない日が続くと、モチベーションも下がってしまいます。
「自分は教師に向いてないのかも?」
「自分はダメだ」
と自己否定してしまうとお先真っ暗です。
きっとこの記事を読んでいる方は、真面目な先生だと思います。十分がんばって働いているのですから、どうか自分を責めないでください。
人によって能力もがんばれる度合いも違います。
スポーツが得な子もいれば、苦手な子もいますよね。他の人にとっては楽な仕事でも、あなたにとってはエネルギーのいる仕事の場合もあります。
毎日学校に行くだけでも、すごいことです。十分がんばっている証拠です。
教師の仕事はコントロールできないことが多い
とはいえ、教師の働き方はすぐには変わるものではありません。
データで見ても明らかです。
平日の在校時間(教諭)↓
校種 | 平成28年度 | 令和4年度 |
---|---|---|
小学校 | 11時間15分 | 10時間45分 |
中学校 | 11時間32分 | 11時間01分 |
https://www.mext.go.jp/content/20230428-mxt_zaimu01-100003067-1.pdf
5〜6年で変わったのはたったの30分です。持ち帰りの仕事時間は含まれていないので、全体としてはむしろ増えているかもしれません。
上記のとおり仕事は簡単には減らせませんし、働き方もすぐに変わるものでありません。特に若手の場合は発言力もないと思います。
自分はやらなくても、他の誰かがやらざるを得ないと思うと、つい働いてしまいますよね。
人間関係も1年で入れ替わるとはいえ、1年は付き合うことになります。
たった1年でも、辛いときは長く感じるものです。耐えられないかもしれません。
特に仕事の人間関係は選べないですから、ある意味「運任せ」といっても過言ではないでしょう。
ゴールも正解もない中、耐えながら働いていると、それはしんどくなります。疲れます。
どこまで頑張ればいいの
もうやってらんない
といった気持ちになるかもしれません。
でも、よく考えてみてください。
あなたは何のために働いているのでしょう。
子どもや生徒のためですか。
ボランティアするためですか。
違いますよね。
自分のために、家族のために働いていますよね。生きていくためにはお金が必要、だから仕事しているんですよね。
- 教師として働くことで、自分を苦しめていませんか
- あるいは自分の家族が苦しんでいませんか
- そこまで教師として働かないといけませんか
コントロールできないことを変えようとしても、あなたが疲れるだけなのです。
教師を辞める前にできること
ここまで読んでいると辞めたい気持ちが強くなったかもしれません。
とはいえ、「よし、やめよう」と思っても、簡単には辞められないと思います。
そもそも、やめて幸せになれると言い切れるでしょうか。
たしかに辞めると今の状況からは抜け出せるかもしれません。
しかし、収入がなくなるのはもちろん、今よりもいい転職先が見つかる保証はありません。教員と同じ給与がもらえる仕事を見つけられるでしょうか。
転職して今よりも大変な状況になっては、教員を辞める意味がありません。
辞めて後悔しないためには準備が必要です。
本当に辞めるのがベストなのか、自分に向いている仕事は何なのか、どんな人生を歩みたいのか相談する。
自分にベストな選択肢がわかると、今のあなたのように「辞めたい」「疲れた」「しんどい」と思いながら働くことはなくなります。
「よし、今日もやるぞ」と仕事もプライベートも充実した毎日を過ごせるようになります。
イメージしてみてください。
- 今と変わらない毎日を過ごす人生
- 今よりも毎日幸せに生きられる人生
どちらが良いですか。
後悔したくない方は、辞める前に相談してください。
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「教師疲れた辞めたい」と感じているあなたへ
教師の仕事は正解もなければ、終わりもない仕事です。
自分なりのゴールを決めて、必要な仕事のみしていくようにしましょう。
また、仕事量や人間関係などコントロールできないことを変えようとしても、疲れるのは自分です。
自分がコントロールできることだけをしていきましょう。
もしくは、「疲れた辞めたい」と思っているということは、自分の人生に向き合うチャンスです。
あなたは教師になるためではなく、幸せになるために生まれてきたのです。
まずは自分が幸せになる生き方や働き方を考えましょう。
そして、自分が幸せになったら、その幸せの輪を一緒に広げていきましょう。大人が幸せに生きる姿が、一番の教育ではないでしょうか。
後悔しないためにはいきなり辞めるのではなく、準備してください。
45分間のカウンセリングが無料で受けられます。
強引な勧誘もありません。転職を無理に勧められることもありません。
あなたが抱えるモヤモヤをまずはスッキリさせてください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。