内定後の流れ|教員が安心して入社するために確認・準備すべきこと

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この記事のまとめ

内定から入社までの流れ

  1. 内定を受諾する
  2. 労働条件を確認
  3. 内定受諾・辞退の連絡
  4. 入社日を決める
  5. 労働契約を結ぶ
  6. 教員を退職・入社

教員を辞めて後悔しないためには、下記3点をチェックした上で、内定を承諾するかを決めるのがベストです。

内定通知をもらってから入社までの流れってどんな感じなんだろう?

上記の悩みにお答えします。

ミチ

面接お疲れ様です。転職活動も終盤にさしかかりましたね。

あとは内定を待ったり、他の企業の面接を受けたりする方が多いと思います。

先にお伝えしておきますと、企業から内定通知を受け取った場合、

・内定を承諾するか
・内定を辞退するか

どちらかを選択します。

ただし、内定が出たからといって即決するのはおすすめしません

第一志望の企業から内定をもらった場合でも、入社条件などを確認せずに承諾してしまうと、後々トラブルになる可能性が高くなるからです。

仕事内容や給与、待遇などに納得した状態で入社するのが理想になります。

教員から転職して後悔してしないためにも、不安や疑問などは事前に相談したり、交渉したりして解消しておきましょう。

当記事で紹介する内定を受けた際の注意点や入社までの準備を実践しておくと、安心して教員から転職できるはずです。

ミチ

教員から転職した筆者の体験談をもとに解説するので、ぜひ参考にしてくださいね

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内定から入社までの流れ

まずは内定後から入社までの流れをご紹介します。

企業によって異なる部分がありますが、一般的な流れは以下の通りです。

STEP
内定通知を受ける
STEP
労働条件を確認する
STEP
内定の正式承諾・辞退の返信をする
STEP
入社日を決める
STEP
雇用契約を結ぶ
STEP
教員を退職・入社

内定通知を受け取った後にオファー面談を実施する企業もあります。

オファー面談とは、仕事内容や入社意思の確認、労働条件のすり合わせなどを行うための面談です。

入社後にのイメージを明確にするためにも、説明を聞くだけでなく、疑問や不安なことは積極的に聞いてみることをおすすめします。

内定を決断する前に確認しておくこと3つ

選考を通過すると、メールや電話で内定連絡があります。

連絡を受け取った際に、以下3点を確認しておきましょう。

内定を承諾するか判断するために重要なのが「労働条件」です。

労働条件について言及や記載がない場合は、内定に対するお礼を述べた上で書面で発行してもらえるように依頼しましょう。

労働条件の確認ポイント

契約期間や給与などの労働条件が書かれた書類は、

・内定通知書
・採用通知書
・雇用契約書

などがあります。

以下のような内容が記載されているので、目を通しておきましょう。

記載内容
契約期間/働く場所/仕事内容/始業・終業・休憩時間/賃金/残業の有無/休日・休暇/退職

上記の中でも、入社後にトラブルになりやすいのが賃金に関する項目です。

以下に賃金に関する項目を3つまとめたので、参考にしてください。

賃金関連で確認すべきこと
  • 給与
    • 基本給はいくらか?
    • 通勤手当など支給の有無と支給額
  • 賞与
    • 賞与の支給要件
    • 実績による金額の幅
  • 残業代
    • みなし(固定)残業代の有無
    • 残業代の取り扱い

忙しいかもしれませんが、質問がある場合はオファー面談を活用したり、内定先に連絡したりして聞くのがベストです。

ミチ

転職エージェントを利用した方は、担当のキャリアアドバイザーが代行してくれます

給与交渉も可能

転職する場合は、給与交渉も可能です。

提示された金額が思ったよりも低い

という場合は、給与額を上げてもらえないか、企業側に打診することもできます。

ただし、希望通りにいかないケースも。

タイミングや言い方を誤るとあなたの評価が下がるデメリットもあるので、給与交渉をするかどうかは慎重に判断する必要があります。

転職エージェントを活用した方は、交渉を代行してもらえるのでお願いしてみましょう。

入社日を確認する

労働条件と一緒に入社日も確認しておくと安心です。

内定から入社までの期間は一般的に2〜3ヶ月以内と言われています。

特に在職中の場合は、教員の退職準備や退職日が大きく関わってくるので、

・教員の退職手続き
・引き継ぎ
・年休の消化
・個人的な事情(家庭の状況など)

を踏まえた上で、入社日に問題がないか確認しておく必要があります。

内定の保留期間を調整する

内定をもらえた企業が本命である場合は、迷わず承諾できると思います。

しかし、複数の企業と並行して選考を進めている方がほとんどでしょう。

他社の選考が残っている場合は、

いつまでのお返事すればよろしいでしょうか?

など、内定の保留期間を忘れずに確認しましょう。

一般的には1週間、長くても2週間が目安です。

企業側はすぐに働いてもらう前提で内定を出しています。あまり長く待ってくれない点は知っておきましょう。

内定の承諾・辞退の連絡方法

転職エージェントを利用して応募した場合は、担当のキャリアアドバイザーに、自分で応募した場合は担当者に連絡を入れます。

内定の承諾・辞退どちらも電話で伝えるのが一般的です。

不在の場合はメールでも構いませんが、直接お詫びするのがマナーになります。

内定先に連絡方法を指定された方は、指定された方法で連絡してください。

内定を承諾する場合

承諾の連絡をする際は主に3つの内容を伝えます。

内定を承諾する際に伝える内容
・内定のお礼
・「受諾」の意思表示
・入社後の流れや手続き

伝え方の一例を載せておくので、参考にしてください。

電話での伝え方

お世話になります。
内定の通知をいただきました〇〇と申します。
採用担当の△△様はいらっしゃいますでしょうか?

担当者

代わりました、〇〇です

お世話になっております。
先日内定のご連絡をいただいた〇〇です。
この度は内定の通知をいただき、ありがとうございます。

本日は、御社からの内定をありがたくお受けしたく、お電話させていただきました。

担当者

ありがとうございます

一日も早く御社に貢献できるよう努力して参りますので、これからどうぞよろしくお願いいたします。
この後の流れとして、入社までの手続きや入社当日のことについて教えていただけますでしょうか?

担当者

詳細

承知いたしました。改めまして今後ともよろしくおねがいいたします。

承諾メールの一例はこちら

件名:内定承諾のご連絡
本文:
○○株式会社 〇〇部
△△様


お世話になっております。内定の通知をいただきました、〇〇です。
先ほどお電話させていただきましたが、離席中とのことでしたのでメールにて失礼いたします。


この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
貴社からの内定をありがたくお受けさせていただいきたいと思っております。


一日も早く貴社に貢献できるよう努力して参りますので、これからどうぞよろしくお願いいたします。


———————–
署名
電話番号
メールアドレス

内定受諾書や雇用契約書を送る場合

企業によっては内定受諾書や雇用契約書を郵送する場合もあります。

送り方にもマナーがあるので、以下の点に気をつけて送付してください。

郵送で提出する際のマナー
・返信用封筒がない場合は折らずに送れる封筒を用意する
・添え状(送付状)をつける
・封筒の表面に「内定承諾書在中」と赤字で書く

郵送方法は普通郵便か簡易書留がおすすめです。

トラブル等が心配な方は簡易書留ですと配達の記録がされるで安心して送れます。

添え状のサンプルはこちら

内定を辞退する場合

内定辞退を伝えるのは気が重いかもしれませんが、早めに連絡しましょう。

企業側は次の候補者を探す必要があるからです。

辞退する理由を聞かれる場合もあるので、

・希望の職種で内定をいただいたため
・キャリアプランを考慮した結果、別の企業に縁を感じたため

など事前に回答を用意しておくと安心して連絡できます。

辞退する際の連絡方法はこちら

入社に不安を感じる場合の対処法

転職活動をがんばって内定がもらえたにも関わらず、

・転職先でうまくやっていけるかな?
・本当に教員を辞めて後悔しないかな?
・他にもっといい会社があるのではないか?

このように不安になってしまうかもしれません。いわゆる内定ブルーと呼ばれる状態です。

誰しも新しい環境に飛び込んだり、今の環境を手放したりするのは勇気がいるものです。

しかし、ご安心ください。内定ブルーになったとしてもその感情は一時的なものに過ぎません。

ミチ

入社前はわからないことが多いからこそ、誰もが不安に感じるものです

入社して数ヶ月たつと不安は消え去ります

筆者も転職前後は不安でしたが、新しい職場に慣れて行くにつれて、マイナス感情は薄れていきました。

どうしても不安が解消できない場合は、不安に感じる原因に向き合って内定先などに相談してみてくださいね。

入社までに準備しておくこと3つ

入社までに準備しておくことは主に3つあります。

入社までに準備しておくこと
・提出書類の準備
・必要な知識を予習しておく
・スーツやカバンなどを新調する
 ※必要な方のみ

入社時に必要になるのが書類の提出です。

・年金手帳(通知書)
・マイナンバーが確認できる書類
・源泉徴収票(教員を退職後、1ヶ月以内に送られてくる)

企業によって10種類以上の書類提出を求められる場合もあります。

コピーを取ったり、記入したり、あるいは役所に出向いて書類を発行したりする必要が出てくるかもしれません。

焦って準備してしまうとミスが増えてしまうので、入社書類の案内を受けた時点で計画的に準備していきましょう。

ミチ

また、教員からの転職となると、業務の予習はしっかり準備しておきたいところです

人事担当者に、

入社前に準備しておくことがあれば、教えてください

と伝えておけば、推薦図書やWebサイトなどを案内してくれるでしょう。

ミチ

質問しておくことで前向きな気持ちも伝えられて一石二鳥です

転職先に馴染むための対策

入社から数ヶ月間、試用期間を設けている企業もあります。

・仕事に適応できるか?
・他の社員とうまくやっていけるか?

といった点を見られます。

最初は働き方や制度の違いに戸惑うこともあるかもしれません。

ミチ

なるべく戸惑うのは避けたいですよね

そこで、以下では転職先に少しでも早く馴染むために、筆者がやってよかったことを3つまとめました。

やって良かったこと↓

  • あいさつを欠かさない
  • わからないことは自分から聞く
  • 時間がある際は資料などをチェックして情報をインプットする

お気づきかもしれませんが、初任の頃と変わりません笑

上記3つは能力に関係なく誰でもできますし、他の人よりもコミュニケーションスキルがあるのは教員の強みです。

少しでも教員で身につけたスキルを活かせると、新しい環境や仕事に慣れる期間も早くなります。

ミチ

ぜひ試してみてくださいね

事前に条件を確認&不安や疑問は解消して入社に備えよう

今回は内定から入社までに確認・準備することを解説しました。

入社までに準備しておくことは以下の3つです。

入社までに準備しておくこと
・提出書類の準備
・必要な知識を予習しておく
・スーツやカバンなどを新調する
 ※必要な方のみ

入社後のトラブルを防ぐためにも不安や疑問は事前に解消しておきましょう。

教員として働きながら準備する方は大変だと思いますが、計画的に準備を進めて、新しい職場での良いスタートを切ってくださいね。

内定・入社準備を終えたら、次は最終ステップです。

下記をタップするとご覧になれます↓

STEP6の教員の退職手順や手続きについては、教員の退職ガイドにまとめています。スムーズに退職したい方は、合わせてご覧ください。

ミチ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ここまできたあなたなら、新天地でもきっと活躍できるはずです。応援しています!

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