【体験談】教員を辞めた後どうなった?辞めて幸せなこと・手放したこと
こんにちは、元教員のミチです。
教員辞めたいけど、転職できるんだろうか?
辞めて後悔しないかな?
このような悩みや不安をかかえていませんか。
私自身も教員として働いていたのですが、辞める前はかなり不安でした。
でも、退職しました↓
実際にフリースクールの講師に転職したのですが、幸せなこともあれば、手放したことがあったのも事実。
ただし、どちらにせよ転職したこと自体に後悔はありません。
むしろ、転職してよかったと感じています
当記事では私の体験談をもとに、教員を辞めた後の変化についてまとめました。
教員を辞めるか悩んでいる方にとって、ひとつの事例として参考になれば幸いです。
ではさっそく、転職して感じた「幸せ」から紹介していきますね。
収入面で感じた幸せ
教員から転職するデメリットとしてよく挙げられるのが年収ダウンです。
実際に年収は下がったものの、同時に収入の上限も無くなりました。
年収が下がっても後悔しない転職もある
筆者は転職する際に以下の希望条件を設定していました。
・休みたい時に休める
・残業がほとんどない
・働いた時間分の収入がもらえる
転職して上記の条件を達成できたのも、「辞めて良かった」と感じた理由の1つです。
実際に収入は下がったのですが、プライベートの時間が確保できるようになって、仕事のストレスも激減。
もちろん「収入が高い」に越したことはありませんが、たとえ年収が下がっても、
転職で希望条件が実現できれば、幸福度は変わらない、むしろ上がることもあるんだな
と実感できました。
働いた時間分の収入がもらえるようになった
転職して個人事業主になったので、働いた時間分の収入がもらえるようになりました。
授業のコマに応じて時給が決められており、授業した分だけ支払われる仕組みに変わったからです。
授業数を増やせば、年収も上がるので、
よし、授業を増やしてもらえるようにがんばるぞ!
と仕事にも前向きになりました。
待遇面で感じた幸せ
教員を辞めた理由の1つが「働き方」でした。
あなたが転職を考えている理由も同じかもしれませんね。
実際に転職して労働環境を改善することができました
休みたい時に休めるようになった
学級担任をしていたため、正直休みたくても休めませんでした。
・体調が良くない日も気合いと根性で乗り切る
・プライベートの時間を犠牲にしてやり過ごす
このような4年間を過ごしました。むしろ休むことに違和感を覚える自分がいたのも事実です。
しかし、転職してからは休みたい時に休めるようになりました。
私用で休む場合も、事前に申請しておくと、休めるようになりました
副業できるようになった
転職して副業できるようになりました。
教員として働いてた頃は、副業の「ふ」の字も考えたことがありませんでしたが……
筆者は収入ダウンをカバーするために、塾講師としても働いていました。いわゆる、仕事のかけもちです。
スケジュール管理大変じゃないの?
体力的にもきつそう…
授業は全て曜日と時間が固定されていたので、そこまで苦に感じませんでした。
むしろ塾で学校の話を聞くのが楽しかったです。
子どもはこんなことを考えているんだな
と新たな発見もありました。
なにより座って授業できるようになった点は大きかったです。体力的なきつさは教員に比べると10分の1くらいでした。
人間関係で感じた幸せ
転職後の人間関係も気になる項目の1つだと思います。
人間関係は転職してみないとわからないこともありますが、筆者の体験談を紹介しますね。
職場の人間関係は良くも悪くもドライになった
転職してから人間関係の密度が変わりました。
毎日30人の子どもと関わる生活から、生徒一人と1〜3時間、関わる生活になったからです。
関わる人の数が減った分、一人に向き合う時間が増えました。
良くも悪くも教員のように他の人と協力したり、話したりする機会は少なくなりました。
転職して人と関わらなく仕事に就くと、寂しく感じる方もいるようです
生徒の接し方に悩むこともありましたが、人間関係のストレスは減りました。
関わる人が変わって視野が広がった
転職して教員や公務員以外の人と知り合う機会が増えました。
関わる人が変わると、今まで知らなかった情報や世界を知ることができるものです。
いつもAと考えていたことが、Bと考えられるようなる
このように自分の考えが広がって、悩みがあっても解決策が見つかりやすくなりました。
転職して自分の知っていることがいかに「ほんの一部か」を思い知らされた、といっても過言ではありません。
仕事内容で感じた幸せ
筆者は転職して「教員をやっていてよかった」と思う機会が何度もありました。
教員の経験やスキルが役に立った
転職して教える相手や場所、内容などは変わったのですが、
・授業方法
・発問の仕方
・生徒との関わり方
といった教員の経験やスキルはフル活用できました。
教員の経験があったので、他の講師よりも授業を頼まれる機会が多かったように思います。
教員として経験できないことにチャレンジできた
転職してから教える相手が不登校の生徒メインに変わりました。
教員として働いていた時は、そこまで不登校の子どもと関わる機会はありませでした。
恥ずかしながら、不登校の子どもが普段どのように過ごしているか知らなかったのです。
しかし、転職してからは、
・生徒との関わり方
・成績を伸ばすための授業
・生徒一人ひとりに合わせた授業
など、教員では経験できないことにチャレンジできるようになりました。
プライベートで感じた幸せ
教員として働いた時は土日休みがあるとはいえ、頭の中は仕事のことでいっぱいでした。
来週やらないといけないことを考えたり、クラスや子ども達のことを考えたり。
出かけても、いつ・どこで子どもや保護者に出くわすか分かりませんよね。
休みの日も自然と「教員」として振る舞っていたように思います。
しかし、転職してからは、休みの日に仕事のことを考える機会はグッと減りました。
プライベートの時間を思いっきり楽しめるようになった
転職してからプライベートの時間を楽しめるようになりました。
平日に友達と食事に行ったり、自分の趣味の時間を確保できたり……
プライベートが充実すると、
よし、やるぞ!
このように仕事に対してモチベーションが上がりますし、心に余裕ができてポジティブにもなれます。
「ワークライフバランス」という言葉あるように、仕事はプライベートにも大きく関係している、と気付かされました。
自分を大切にできるようになった
教員を辞めた次の日の開放感は今でも覚えています。
もう学校に行かなくていいんだ
と思うと、子どもたちに会えない寂しさはありましたが、同じくらい嬉しさも大きかったです。
・平日に外出できる
・トイレも行きたい時に行ける
・昼食も好きな場所で好きなものをゆっくり食べられる
など自分を大切にできる生活になりました。
自分を大切にできると、不思議と他人にも優しく親切に接することができるものです。
教員を辞めて初めて「自分を大切してこそ、他の人も大切にできる理由」がわかりました。
教員を辞めて手放したもの
教員を辞めて感じた幸せもあれば、一方で手放したものもあります。
収入や身分の安定
転職後は身分・収入ともに安定しなくなりました。
いつ仕事がなくなるか分かりませんし、収入も授業数で決まるので、授業がなくなれば減ります。
公務員はよほどのことがない限りクビにはなりませんし、年齢とともに収入も上がっていきますよね
社会保証や保険を調べたり、お金の使い方を勉強したりしましたが、それでも人生何が起こるか分かりません。
「安定」は公務員の特権ですから、転職する前は本当に公務員の肩書きを手放していいのか、すぐには決断できませんでした。
人のせいにする・愚痴ばかり言う自分
教員時代の私は以下の悪循環にハマっていました。
余裕がない
↓
マイナスに考える
↓
気分がさがる
↓
笑顔がなくなる
↓
学級経営など仕事もうまくいかない
ミチ先生、大丈夫ですか?
鏡の前で笑顔の練習してから行くといいですよ
と言われたのを覚えています。
あ、はい……(そんな時間も余裕もないんですが)
当然、クラスや保護者対応で何かあると人のせいにしたり、愚痴を言ったり。いかに余裕がなかったか、転職して初めて気づきました。
教員を辞めるか迷っている時にやってよかったこと
教員を辞めたいと思っても、いろんな悩みや不安が尽きないですよね。
教員を辞めるかどうか一人で悩んでいませんか。
相談相手がいなかったり、いても転職となると相談できなかったり……
筆者もずっと一人で「どうしたらいいんだろう」と悩んでいました。
でも、一人悩んでも答えが見つかるどころか、迷うばかりでした。
「あなたは教員に向いてないから転職した方がいいよ」と誰か言ってくれれば楽なのにな
と思ったこともあります。
というのも、人生には「これ」といった正解がないからです。むしろ人の数だけ正解がある、だから迷うのは当然です。
かといって、教えてくれる人はいないので、自分で決める必要があります。
でも、ヒントが欲しいですよね。
そこで筆者がやってよかったのが、相談でした。キャリアのプロに相談してヒントをもらう方法です。
授業と同じで自分で考えることも大事ですが、ベテラン教員に相談すると新たな考えやアイデアを知ることができますよね。
キャリアも相談することで、自分が何に悩んでいて、どうすれば解決できるのか、アドバイスをもらうことができます。
もちろん友人や家族に相談することも可能ですが、あなたにとってピッタリのアドバイスかわからない点には注意が必要です。
「教師でいてほしい」という相手の希望・期待が混ざっているかもしれません。
特に自分の気持ちと相手のアドバイスがかけ離れていると、さらに悩んでしまうでしょう。
そのため、キャリアについてはキャリアの知識のあるプロに相談した方が確実です。
どうやったらプロに相談できるの?
という方はポジウィルキャリアの無料カウンセリングを活用してみてください。
ポジウィルキャリアは中立的な立場からアドバイスをもらえます。転職を勧められたり、求人を紹介されたりすることは一切ないので、安心してください。
プロのヒントをもとに、あなたにピッタリの選択肢を見つけましょう。
教員を辞めた後の仕事はどうする?
「教員を辞めたい」と思っていても、
「次の仕事どうしよう」
「教員の経験しかないし」
「特にやりたいこともない」
このように辞めた後の仕事をどうするか悩む先生は多いです。
そこで、当サイトでは教員を辞めた方52名の転職先を調査しました。
調査結果はこちら↓
- 教育関係
- 塾講師
- 家庭教師
- 学童保育
- 大学教員
- 学校事務
- 幼稚園教諭
- 非常勤講師
- 日本語教師
- 教育系のNPO法人
- 児童指導員(放課後デイサービス)
- 異業種
- 事務職
- 営業職
- 出版社
- サービス業
- 人材派遣
- コンサル
- IT・Web系(ITエンジニア/SE/マーケティング)
- 公務員(市役所)
- フリーランス
- Webデザイナー
- Webライター
- 心理カウンセラー
- パーソナルトレーナーなど
上記の結果から教育業界はもちろん、未経験職に転職する方もいることがわかります。
他には専業主婦になったり、海外にいったりする方も。校種や年齢とわず、転職先は人それぞれです。
教員を辞めた後についてよくある質問
ここでは教員を辞めた後に関するよくある質問に回答します。実体験をもとにお答えしますので、参考にしてください。
教員を辞めた後も「幸せ」に暮らしています
今回は筆者の体験談をもとに「教員を辞めた後、どうなったのか」について解説しました。
辞めた手にした幸せ | 辞めて手放したこと |
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収入の上限がなくなった 労働環境が改善した 関わる人が変わって外の世界を知れた 教員の経験・スキルを活用できた オンオフの切り替えができるようになった | 収入や身分の安定 人のせいにする・愚痴ばかり言う自分 |
教員を辞めたからといって人生が終わるわけではありません。
教員を辞めると手放すものもありますが、手にする「幸せ」もあるのです。教員を辞めた後も幸せに暮らしている方はたくさんいます。
「辞めたいな」と思っているのなら、まずは小さな一歩を踏み出してみませんか。
キャリアには正解がありません。正解がないからこそ、ヒントを得て後悔のない道を歩んでくださいね。
自分にピッタリのヒントが欲しい方はポジウィルキャリアへの相談がオススメです。45分間無料で相談できるので活用してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました