教員の「学校行きたくない」は要注意!今すぐ対処すべき理由と解決策5つ

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教員学校行きたくない

こんにちは、元教員のミチです。

教員として働いていると、

学校に行きたくない

と思う日もあると思います。

とはいえ、周りに迷惑をかけたり、休んだ後のことを考えたりすると休みにくいですよね。一度休むと、学校にいけなくなってしまいそうな気がするかも知れません。

しかし、教員もひとりの人間です。きつい時は休んでもいいんです。

「学校に行きたくない」と思うのは、頑張って働いている証拠でもあります。

また、「行きたくない」と思うほど悩んでいるということは、簡単には乗り越えられない問題なのかもしれません。

我慢して働き続けると、心身に不調をきたしてしまう可能性があります。事態が悪化する前に、行きたくない原因と向き合って、解決策を実践しましょう。

当記事では、「学校に行きたくない」行きたくない理由や具体的な解決策を解説します。気になる箇所だけでもご覧いただいて、悩みを解決するヒントにしてくださいね。

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「学校行きたくない」はSOSのサインの場合がある

はじめにお伝えしておきたいことが1つあります。

それは、「学校に行きたくない=心や体のSOSの場合もある」ということです。

「学校に行きたくない」といっても、その度合いは人によって異なります。

・ちょっと疲れたな(休みたい気分)
・毎日学校に行くことに苦痛や限界を感じている

前者の場合であれば、それほど心配する必要はありませんが、後者の場合は「心のSOS」だと受け止めるべきです。

深刻な状態にあるかもしれません。

精神的な苦痛が体調不良の原因になる可能性もある

精神的な苦痛を感じていると、次第に体調に変化が起き始めます。

  • なんとなく体が重い
  • 食欲がなくなる、または食べ過ぎる
  • 眠れない、逆に早く目覚めてしまう

といった状態は強いストレスを感じているサインです。上記以外にも異変を感じたら、ストレスを感じている証拠と言えます。

また、ストレスがまねく最大のリスクがうつ病などの「メンタルの不調」です。

文部科学省の調査によると、精神疾患で休職している教員は増加傾向にあります。

令和3年度公立学校教職員の人事行政状況調査について(概要)
https://www.mext.go.jp/content/20230116-mxt-syoto01-000026693_01.pdf

特にうつ病などの精神疾患は、人によって症状や重症度が異なるため、判断が難しいと言われています。

うつ病のおもな症状
  • 身体症状
    • 耳鳴り
    • めまい
    • 腰痛
    • 頭痛
    • 食欲不振
    • 睡眠障害
    • 動悸など
  • 精神症状
    • 気分が落ち込む
    • 悲観的に考える
    • 口数が少なくなる
    • 仕事でミスが増える
    • イライラ・不安・焦り
    • ぼんやりすることが増えるなど

出典:スマイルナビゲータhttps://www.smilenavigator.jp/utsu/about/02.html

自分はうつ病にならないから大丈夫!

と思っていても、ある日突然、発症するケースもあるのです。

一度うつ病になってしまうと、回復までに時間を要します。仕事を休まざるを得ない場合は、さらに苦痛を感じてしまうでしょう。

「自分は大丈夫」と安易に考えず、体のSOSを受け止めて、早めに対処しましょう。

教員が「学校行きたくない」と感じる原因

学校に行きたくない

と感じてしまうのは、どのような理由があるのでしょうか。

ここでは教員に見られる主な理由を5つご紹介します。該当する項目があるかチェックしてみてください。

仕事ができない

教員経験が浅いほど、

簡単な作業すらできていない

学級経営や授業がうまくできない

など、自分の能力不足から「行きたくない」と感じるのも無理ありません。

特に他の先生と自分を比較して、

・自分は負担を軽くしてもらっているのにできていない
・他の先生の方が大変なのに申し訳ない

と考えてしまうと、モチベーションが下がる一方でしょう。

人間関係に悩んでいる

一番多い理由が人間関係です。

子どもや生徒、保護者、教員など、毎日人と関わっていると思います。

苦手な保護者と関わるごとに気を遣って疲れてしまう

保護者にクレームを言われてしまった

など、人間関係は大きなストレス源になりがちです。

とはいえ、教員は連携を図るために関係をうまく保たなくてはなりません

「学校に行きたくない」と思ってしまうのも無理ないでしょう。

解決策はこちら↓

疲れてしまった

教員として働くことに疲れてしまった

と感じている場合、学校に行くのが辛いでしょう。

理由は人それぞれですが、長時間勤務かもしれませんし、教員が向いてないだけかもしれません。

働いていると疲れは誰もが感じるものですが、ため込んでしまうと体調に悪影響を与える可能性があります。

また、疲れていると、次の悪循環にハマってしまいます

  1. 仕事のモチベーションが上がらない
  2. 仕事が思うように進まない
  3. どんどん仕事がたまって嫌になる

一刻も早く疲れを解消するのがベストです。

解決策はこちら↓

評価されない

頑張って働いているのに、

同僚の方が評価されている

評価どころかいつも嫌味を言われる

このような状況は、なかなか耐え難いものです。

評価してもらえない日が続くと、

こんなにがんばっているのに、どこまで頑張ればいいんだ……

このように感じて、仕事に嫌気がさしてしまうのです。

「学校に行きたくない」ということは、それほど頑張って働いている証拠だと思います。

自分を責める必要はありません。むしろ「よく頑張っている」と自分を褒めてあげてください。

給料と勤務時間のアンバランス

朝早くから夜遅くまで働いているにも関わらず、

残業代出ないんだよな

時給換算すると最低賃金よりも低いのでは?

上記のように給料と勤務時間が見合っていないと、仕事へのモチベーションは下がります。

お金が全てではないとは言え、やりがいだけでは乗り越えられないこともあるでしょう。

このまま教員として働き続けたいのだろうか?

という疑問をもちはじめ、やがて学校に行く足取りが重くなってしまうのです。

年齢とともに仕事の価値観も変化する

年齢とともに結婚や出産など、ライフスタイルは変わるものです。

当然、仕事に対する価値観も変化します。

仕事に対する価値観
  • 20代教員の仕事の価値観
    • インプットする機会が多い
    • 経験とともにコツを探る段階
    • 能力不足に悩むことも
    • 自分のために働いている人が多い
  • 30代教員の仕事の価値観
    • コツを掴んで効率よく働けるようになる
    • 学年主任など責任のある立場に就く機会が増える
    • ベテラン教員と若手教員の板挟みになることも
    • 子育てと仕事の両立に悩む
    • 家族を養うために働いている人が多い

年齢とともに価値観も変わるため、

このままでいいだろうか

と自問自答を繰り返す人は少なくありません。

仕事のことで悩んでいる今だからこそ、働く意義や目的を見直すタイミングとも言えるでしょう。

特にネガティブな感情はSOSと捉えるべきと言えます。

教員が学校に行きたくない時の解決策

学校に行きたくない

と思った時にどうやって解決すればいいのでしょうか。

ここでは「学校に行きたくない」と感じた時の解決策を5つ解説しますので、さっそく実践してみましょう。

思っていることを書き出す

思いを書き出すのは、解決に向けた第一歩です。

学校に行きたくない

という気持ちの裏には、必ず原因があります

思っていることを紙に書き出してみると、学校に行きたくない原因を見つけられるでしょう。

考えられる原因の一例を挙げておきますので、参考にしてください。

学校に行きたくない原因の一例
  • 人間関係が辛い
  • 残業代が出ない
  • 評価されない
  • 理不尽なことが多い
  • 長時間勤務がしんどい
  • 能力不足を感じている
  • パワハラを受けている
  • 将来に不安を感じている
  • 他にやりたいことがある
  • 家族のことで悩んでいる
  • 教員や保護者に嫌われている

自分の思っていることを書き出してみると、

自分はこれに悩んでいるんだ

といった原因が分かって、解決の糸口が見つかるかもしれません。

相談してみる

「学校に行きたくない」ということは、想像以上にストレスを感じている証拠とも言えます。

特に責任感の強い人は、

学校に行きたくないのは甘えだ

と無理にがんばってしまう傾向にあります。

自分の体と心が限界サインを出しているのに、放置してしまうと、いずれ限界を超えてしまうでしょう。

そうなる前に相談してください。

相談先は主に3つあります↓

家族に相談する

家族に相談するメリットは、相談しやすい点です。

弱音を吐きやすい関係の場合ですが、悩みを打ち明けると気持ちが軽くなるでしょう。

客観的なアドバイスがもらえる場合もあります。

家族には相談しにくい……

という方は以下の方法がおすすめです。

職場の人に相談する

同僚や仲の良い先生に相談する方法もあります。

もしかしたら、あなたと同じな悩みをかかえていたり、過去に経験があったりするかもしれません。

特に仕事に関する悩みは、教員にしかわからないこともあります

あなたの悩みを理解してくれそうな信頼できる人に相談してみましょう。

ただし、以下の点には気をつけてください。

・自分の考えをもった上で相談する
・相手の意見を受け入れる(反発しない)

という姿勢で相談する必要があります。

第三者に相談する

家族や職場の人に相談しにくい場合は、公立学校共済や厚生労働省の相談サービスを利用する方法があります。

ただし、予約が必要だったり、時間が決まっていたりと相談しにくさを感じる方もいるかもしれません。

「もっと気軽に相談したい」という方は、ココナラがオススメです。

  • とにかく話を聞いてほしい
  • どうすべきか教えてほしい
  • 仕事の悩みを相談したい

など、あなたの悩みに合わせて相談相手を選べます。カウンセリングの資格を持った方にも相談可能です。

相談方法は電話になりますが、匿名で、かつ相手に電話番号が知られることもありません。

初回は3,000円クーポンがもらえるので、最大30分無料で相談することも可能です。

詳しくは下記にまとめていますので、知りたい方は参考にしてください。

ともあれ、話を聞いてもらって、心に余裕を作ってあげましょう。

働き方を変えてみる

「学校に行きたくない」という気持ちは、働き方を変えると解決できる場合もあります

仕事のやり方を見直して、

何の作業に時間がかかっているか?
もっと効率的に働く方法はないか?

を考えてみるのも一つの手です。

例えば、仕事がありすぎて何から手をつけていいか迷ってしまう場合。

仕事効率化の一例
  1. 今日やる仕事を全て書き出す
    裏紙やメモ帳、付箋など書き出すものは何でもOKです
  2. 書き出した仕事に優先順位をつける
    明日必要なもの・締め切りが近いもの・他の人が関わっている仕事(学年や校務分掌など)
  3. 終わったらチェックや横線を入れる
    終わった仕事と終わってない仕事を区別できます。達成感が味わえる時も

上記のように働き方を変えると、仕事に対する向き合い方も前向きになるかもしれません。

悩みを解決できれば、「学校に行きたくない」という気持ちも次第に薄らぐでしょう。

やりたいことリストを作る

働きすぎの毎日を過ごしていると、

なんのために働いているんだろう?

と感じる時もあると思います。

無気力を解消するために、仕事やプライベートでやりたいことをリスト化して一つずつ実現していきましょう。

達成感が喜びや自信に変わって、精神的な安定にもつながります。

やりたいことリストの作成方法は次の通りです。

やりたいことリスト
  1. ペンと紙を用意する
    手帳やノートなど書けるものであれば何でもOKです
  2. やりたいことを自由に書く
    お金や時間など制限をなくして子どもの頃のように考えてみましょう
  3. やりたいことリストを実行する

やりたいことが思いつかない場合は、やりたくないことを考えてみましょう。

ポイントは過去形で、できる限り具体的に書くことです。

夏休みに旅行に行きたい

夏休みに旅行に行った

夏休み沖縄に旅行に行った

最後の書き方で書くと、さっそく沖縄の観光スポットや飛行機を調べたくなりませんか。

もう一つ例を挙げておきましょう。

毎日読書する時間が欲しい

毎日読書する時間を確保できた

毎日30分読書時間を確保できた

実行したら線を引いて消していきます。少しずつ実行することで、仕事への意欲も湧いてくるはずです。

思い切って休んでみる

思い切って休む方法もあります。

「自分を見つめ直す時間を確保する」という意味でも有効な手段です。

仕事を休むと周りに迷惑をかけしまうのでは?

と考えてしまうかもしれませんが、体調を崩して長期間休むよりも、周りの教員や子どもへの負担は最小限に抑えられます。

あなたが1日休んでも、クラスや授業はフォローしてもらえるようになっているので、安心してください。筆者も体調不良で1日休んだことがあります。

仕事から離れて、自分の将来についてじっくり考えてみましょう。

「学校行きたくない」気持ちと向き合って早めに対処しよう

教員もひとりの人間ですから、働いている中で「学校に行きたくない」と感じる時もあるでしょう。

学校に行きたくないけど、行こうとするとあなたはとても偉いです。十分がんばっている証拠です。

しかし、学校に行きたくない気持ちは、心や体のSOSサインの場合もあります。

この機会に自分にしっかり向き合って、適切に対処してください↓

自分で何もやる気が起きない場合は、相談をおすすめします。第三者の力を借りましょう。

ココナラ公式サイトはこちら

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