教師は転職に使えないって本当?実際に転職して感じた難しさと成功ポイント
こんにちは、元教師のミチです。
教師の働き方に疑問や不安を感じて、転職を考えている方もいると思います。
しかし、教師の転職というと、なんだか難しいイメージがありませんか。
教師からの転職って難しそうだな
実際のところどうなのでしょうか。
筆者は小学校教員を辞めてフリースクールの講師に転職した経験があります
結論からお伝えしますと、そんなに甘くありません。
えぇ……やっぱりそうなの?じゃあ諦めるしかないのかな
ご安心ください。転職に成功している元教師がたくさんいるのも事実です。
教師の転職におけるノウハウをしっかり学んで、実践すれば転職は決して不可能ではありません。大事なのはやり方です。
そこで今回は、実際に教師から転職した筆者の体験談を交えながら「教員転職の難しさ」をまとめました。
当記事を読むと、転職成功へのコツがわかって、安心して一歩踏み出せますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
実体験から感じた教師転職の難しさ
ここでは筆者が転職活動をして、どのような感じだったのかを紹介します。
※転職活動を行う地域や希望する業種・職種によって異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。
参考までに:当時の筆者のスペック
20代/未経験職希望/地方在住/小学校教員4年目
転職サイトに登録した結果
教師から転職するにあたって、まず初めにしたのがリクナビNEXTなどの転職サイトへの登録でした。
未経験職への転職を目指していたため、「未経験歓迎」の求人を中心に手当たり次第にチェック。
未経験OKって書いてあるし、楽しそうだな!
このような求人を見つけて、試しにエントリー。
しかし、書類選考に通過できませんでした。
転職サイトを活用して、以下の2点を学びました。
・転職サイトの情報入力はしっかりする
・未経験であっても教員のスキルを紐づけてアピールした方が良い
転職エージェントの反応は?
転職について調べていたときに転職エージェントがあることを知りました。さっそく2社ほど登録。
しかし、そのうち1社からは「紹介できる求人がありません」とお断りメールが届きました。
もう1社は求人紹介可能ということで、面談へ。
紹介される求人は営業職や事務などが多く、個人的にはしっくりきませんでした。同時に年収が下がることを知り、教員の待遇の良さを思い知らされました。
最終的には、個人事業主になったので、転職エージェント経由では転職しませんでしたが……
転職エージェントとの面談が教師転職の現実を知るきっかけになりました。
転職エージェントは、今すぐ転職したい方や「教員を辞める」と決めている方におすすめできます。
ただし、辞めるか迷っている方は後述する「キャリアトレーニング」への相談がおすすめです。
「転職エージェントって?」という方はこちら↓
ハローワークにも行ってみた
退職後、ハローワークにも行ってみました。
ハローワークは若い人が少なく、中高年の方(特に男性)が多かったです。(地域にもよると思いますが)
個人的には利用しにくさを感じました
転職サイトには載っていない、地元の中小企業の求人が多かったです。
ハローワークの求人にはあまり惹かれず、たまに求人を見るくらいでした。
追記:キャリアトレーニングの無料体験を受けてみた
退職後にポジウィルキャリアというキャリアトレーニングがあることを知りました。
最初は「怪しいな」と思いました(スミマセン笑)
キャリアのトレーニングって聞いたことないですし、強引に勧誘されるのでは?誘導されるのでは?といったマイナスイメージがあったのですが……
口コミがよかったので45分間の無料カウンセリングにチャンレジしてみることに。これが筆者にとっては大正解でした。
相談相手は、30代くらいの男性キャリアトレーナーで、すごく優しそうな雰囲気の方でした。
オンラインだったのですが、カメラオン・オフが任意な点も安心できました。気軽に相談しやすかったです。
悩みを相談する中で、
- 自分が何に悩んでいるのか
- どうすれば解決できるのか
といったことを教えてもらうことができました。45分間みっちり無料で相談にのってもらえました。
転職エージェントと違って対応が優しく、「とりあえず転職」といった感じがない点もよかったです。
ポジウィルキャリアは求人紹介や無理に転職を勧められることは一切ありませんでした。強引な勧誘もなかったです。
教師を本当に辞めるか、辞めた後の仕事はどうするか悩んでいる方はポジウィルキャリアに相談してみてください。
詳しく知りたい方はこちら↓
教師の転職が難しいと言われる理由
実際に体験してみても、教師の転職はやはり厳しいものがあると感じました。
具体的な理由をまとめると、大きく2つあります。
- 企業側の理由
- 即戦力のある人材が欲しいから
活躍できるイメージがないと厳しい - 長く働ける人材(若年層)を求めるから
転職は年齢が大きく関わる - 適応力や柔軟性がある人を採用したいから
教員は「偉そう」と思われやすい
- 即戦力のある人材が欲しいから
- 教員側の理由
- 教員の方が年収が高いケースもある
- 転職活動する時間が土日に限られる
- スキルや実績がアピールしにくい
以下では、実際に筆者が転職活動してみて感じたことを紹介します。
教師向けの求人が少ない
そもそも転職サイトに掲載されている求人は、教師向けに出されているものが非常に少ないです。
公務員の場合は定年まで働く人が多いからです。
地方公務員の定年退職者の割合:51.8%
Job総研による『2023年 自己都合退職の実態調査』
企業の定年退職者の割合:28.8%
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000146.000013597.html#
企業に勤めるている人と比べると、教員を含む公務員から転職する人は圧倒的に少ないことがわかります。
また、エンジニアや看護師、保育士などは業界専用の転職サイトがありますが、教員専用の転職サイトはありません。
業界や職種ごとにみても、教員向けの転職市場は小さいのです。
「世間知らず」というイメージ
教師はどうしても「世間知らず」というイメージをもたれやすいです。
実際に学校外の世界を知る機会は少ないですし、知り合いも教員、仕事で出会う人も教員が多いと思います。
転職において「世間知らず」と思われてしまうと、
・社会の変化に対応できない
・他の仕事についての知識が少ない
・ビジネスマナーを知らない
といった理由から、選考に通らないケースはよくある話。
採用担当者が、
この人はうちの企業で活躍してくれそうだな!
と思わない限り、転職は厳しいと言えます。
実績をアピールしにくい
応募書類を作成する際に感じたのは、実績がアピールしにくく、書く内容が少ない点でした。
例えば、30人以上の子どもをまとる力があっても、企業でまとめる立場にあるのは社長や課長です。
役職につかない限り、役に立ちません……
また、「〇〇に関する授業研をした」といっても、実績を数値化しにくいですし、転職先で役立つ実績とも限りません。
自己分析せず、書類作成のコツを知らない場合は、選考に苦戦しやすい傾向にあると言えます。
偉そうと思われてしまう
「偉そう」と思われてしまうのも転職しにくい理由の1つです。
採用担当者の中には、教師に対して、
・上から目線
・プライドが高い
・自己中心的
などのマイナスイメージがある方もいます。
教師全員がそうとは限りませんが、「先生」という教える立場にいるので、上記のように思われてしまうのも無理ありません。
雇っても企業のやり方に対応できないだろう
仕事がスムーズに進まないだろう
といった印象をもたれてしまうと、選考に通りにづらくなってしまいます。
働きながら転職しにくい
ぶっちゃけ教師は働きながら転職しにくいです。
平日は朝早くから夜遅くまで働いていますし、土日も働いている方が多いと思います。
想像してみてください。今の仕事の上に転職活動もプラスされるんですよ……
そんなの無理!やってられない!
と思いたくなるのは仕方ありません。
実際に転職される場合は、サポートしてもらうことをおすすめします。全部一人でやるのではなく、転職活動の負担を軽くしてもらいましょう。
年収ダウンの不安がある
残念ながら教師から転職すると、年収が下がる可能性が高いです。
民間企業に勤める人との比較↓
小中学校の教員:630万円
民間企業:430万円
もちろん平均年収は、勤務年数や勤務地、手当によって変わるので一概には言えませんが、教師の方が高いことが分かります。
今よりも年収が下がるのはちょっと……
という方は転職しにくいでしょう。
ただし、年収は下がったけど、教師をやめて幸せに暮らしている方もいます。
筆者も転職して年収が下がりましたが、「転職して良かった」と思ったうちの一人です。
「何を基準に転職するか」が重要ポイントと言えます。
【個人別】教師が転職しにくいケース2つ
転職の難しさは、個人の状況によっても異なります。
具体的な要素は、以下の2つです。
転職する年齢
転職において年齢が一番大きな影響を与える、といっても過言ではありません。
やはり年齢が若い方が転職しやすいです。
家族がいる状況で転職となると、簡単には仕事を変えられないと思いますし、家や車のローンがある場合はなおさら転職しにくくなるでしょう。
企業側もお金をかけて求人を出しているので、長く活躍してくれる人材か、スキルの高い人材を求めます。
若い人はスキルはないかもしれませんが、働ける期間が長い分、採用されやすいのです。
転職に年齢制限はありませんが、転職するなら早いうちがベストと言えます
当サイトでは年代ごとに転職のコツをまとめていますので、詳しく知りたい方は、下記のボタンをタップしてご覧ください。
住んでいる場所
住んでいる場所が都会か地方によっても転職のしやすさが変わります。
地域ごとに求人数が異なるからです。
東北:1万3078件
関東:19万8931件
関西:5万7693件
中国・四国:1万6633件
九州・沖縄:2万6536件
参考:リクルートエージェント※2023年4月時点
利用する転職サイトや転職エージェントによっても求人の種類と数が異なります。
求人数が少なくて、仕事が見つからない
とならないためには、2つ以上のサービスに登録して、併用するのがオススメです。
教師の転職を成功させるためのポイント
教員から転職してみて、「教員には教員なりの成功ポイントがある」ことが分かりました。
企業に勤める方と同じように転職活動に挑んでしまうと、厳しい戦いは避けられません。
ここでは教師の転職を成功させるためのポイントを3つまとめました。これから転職を考えている先生は参考にしてくださいね。
転職先の可能性を広げてから転職する
お気づきだと思いますが、教師の経験しかない場合は、転職先が限られてしまいます。
具体的には営業や販売職、事務などです。「特にこだわりはない」という方は良いかもしれませんが、多少は希望や理想があると思います。
また、「教育関係の仕事はもうやりたくない」という方もいるでしょう。経験のない業界の仕事に就くためには、やはりスキルが必要です。
ただ、昨今は転職サポート付きのオンラインスクールがあるので、教員でも手軽にスキルを習得しやすくなっています。
1つだけ注意したいのは、オンラインスクールは一般的にサポートや学習期間が決まっている点です。
教師の退職時期はある程度、限られていますし、仕事の都合で自分の時間が確保できない日もあるでしょう。いつ・どのスクールを利用するかはしっかり選ぶ必要があります。
ただし、自分で一からスクールを探すのは大変ですし、今すぐスキルを身につけたいという方もいるでしょう。
そこでサポートや学習期間が無期限のスクールを1つ紹介しておきます。
それは忍者CODEです。
忍者CODEはエンジニアやWEBデザインなどのITスキルを身につけられるオンラインスクールです。転職支援コースですと無料で転職活動をサポートもしてもらえますよ。
無料体験も可能なので、安心して受講をスタートできるでしょう。詳細については無料相談で聞けるようになっています。
今ですと
Amazonギフト券1,000円分プレゼントキャンペーン中です。お得に詳細をゲットしてくださいね。土日は混み合っているので早めの相談予約をおすすめします。
\キャリア・学習のことなんでも相談OK/
力を借りる
教師から転職する際は、全て一人でやろうとせず、プロの力を借りましょう。
教員採用試験にコツがあるのように、転職にもコツがあるからです。
今すぐ転職したい方は、転職エージェントでも良いでしょう。すぐに求人を紹介してもらえますし、転職活動も無料でサポートしてもらえるからです。
ただし、自分のペースでじっくり進めたい方は、ココナラでサポートしてもらうのがおすすめです。
書類添削や面接対策など、ピンポントでサポートを受けることができます。
筆者もココナラを利用したことがありますが、迅速に対応してもらえた点がよかったです。
費用も2,000円〜と、比較的お財布に優しい値段になっています。ちなみに初回は300円クーポンが使えますよ。
ともあれ、転職活動はプロにサポートしてもらいましょう。
なるべく在職中に転職活動を始める
働きながら転職活動する自信がない
と感じて、退職後のの転職活動を考えている方もいるかもしれません。
しかし、教師の転職は長期戦になる可能性があります。転職活動には下記のような流れがあるからです。
すぐに転職先が決まる・必ず転職先が決まる保証もありません。
生活費のことを考えると、なるべく在職中に転職活動を始めることをおすすめします。
教師の転職に関するよくある質問
ここでは教師の転職に関するよくある質問にお答えします。体験談をもとに回答しますので、参考にしてください。
教師の転職は不可能ではない!やり方が大切です
今回は教師転職の現実を実体験から解説しました。
教師からの転職は甘くはありません。企業に勤める人よりも難易度が上がるのは事実です。
しかし、転職して幸せに暮らしている元教員はたくさんいます。
教員の転職はしっかり準備した上で挑むべき、というのが私の感想です
大事なのは、やり方です。
転職しようか迷っている方は、ポジウィルキャリアに相談してみてください。自分が本当に教員を辞めるべきかヒントを得ることができます。
転職は決めたけど「教育業界は嫌だな」という方は忍者CODEでスキル習得を、今すぐ転職したいという方は、転職エージェントやココナラにサポートしてもらいながら、転職を成功させましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました