教員辛い…学校でも家でも泣いた辛かったあの日
なりたくてなった仕事のはずなのに、気づけば「つらい」と思いながら学校に行く毎日……
教員として働くことで自分を苦しめていませんか。
こんにちは、元教員のミチです。
教員の仕事は本当に大変ですよね。朝早くから夜遅くまで働いて、それでも終わらない仕事量…
かといって適当に仕事するわけにもいかず、何かあるとすぐに責任を問われるのが教員の仕事です。
休む暇もなく働く毎日を過ごしていると、心も体もボロボロになりますよね。
とはいえ、他の先生の方が大変なことを思うと、
こんな状況で辛いと感じるのは自分の甘えだ
自分ができないのがいけないんだ
と自分を責めたり、悲観してしまったり。さらに辛く感じてしまうでしょう。
そこで今回は、教員が「辛い」と感じた時の対処法をまとめました。
少しでも肩の荷を下ろすきっかけになれば幸いです。
仕事が辛いときこそ自分を大切にしよう
なぜあなたはそんなに辛い思いをしているのでしょうか。
仕事量の多さですか。保護者対応などの人間関係でしょうか。あるいは自分の能力不足かも知れませんね。
きっと理由は一つではないと思います。
特に教員経験が浅いほど、真面目な先生ほど辛さを感じやすい傾向にあります。
その辛さ、一人で抱え込んでいませんか。
自分で自分を責めていませんか。
教員もひとりの人間です。完璧な人なんていません。失敗する時もうまくいかない時もあります。
ともあれ、あなたは十分頑張っています。「甘えだ」とか思わずに、まずは自分を認めてあげてくださいね。
【体験談】辛いのは頑張っているから
かく言う筆者も元小学校教員でした。
自分の指導力不足から、学級が崩壊していき、保護者のクレーム、極め付けは体調不良……
大量の仕事をこなしつつ、限られた時間で授業準備する毎日。子どもに申し訳なさを感じつつも、自分も限界でした。
学校の時計が21時を回っていた時の疲労感は今でも忘れられません。静まり返った職員室はさらに寂しさを感じさせました。
辛いと感じていても、悩んでいることがあっても、他の先生も忙しそうにしていることを思うと気軽には聞けず……
何かあった時は管理職に、
「授業準備はちゃんとしてますか」
「ちゃんと〇〇さんの保護者に連絡してしますか」
と責められているような気持ちでいっぱいになりました。
子どもが帰って教室でなく日もありました。家に帰って泣く日もありました。保護者の前で泣いたこともあります。
何もかもうまくいかない時ってありますよね。
子どもや保護者との付き合いも、職員の関係もたった1年かもしれないけれど、辛い時はその1年でさえ長く感じるものです。
もしあの時の自分に会えるなら、「あなたは十分頑張っているよ」と伝えたいです。
教員ほど働いている仕事は他にありません。それくらい働いているのですから、「辛い」と感じるのはむしろ当然です。
「他の先生の方が…」と言いたくなるかもしれませんが、人によって経験も仕事の処理能力も異なります。
まずは自分で自分の頑張りを認めてあげてください。一番頑張っていることを知っているのはあなた自身です。
なによりあなたの頑張りは必ずクラスの子どもや生徒、保護者に伝わっています。全員でなくとも必ず伝わっているものです。
雨は必ず止むように、辛い時期も終わりが来ます。自分を大切にできれば、徐々に前に向きに働けるようになって、現状も少しずつ変わっていきますよ。
辛いときの解決策
とはいえ、「辛い」と一口にいっても、
- すごく辛いのか
- ちょっと辛いのか
人によって感じ方は異なります。
ちょっと辛いのであれば、気分転換などで対処できるでしょう。
しかし、すごく辛いのであれば、すぐに対処するのが得策です。
ここでは、今すぐにできる対処法をまとめました。さっそく実践して心に余裕を作ってあげましょう。
相談してみる
一人で「辛さ」を抱え込んでいませんか。
自分でどうにかしようとすればするほど、
周りの先生はできているのに、なんで自分はできていなんだろう
と自分が嫌になって、さらに辛く感じてしまいます。
そこで、オススメなのが相談です。相談してみると、
〇〇してみるのはどうかな?
私も同じことで悩んでたけど、〇〇すると良かったよ!
とアドバイスをもらえるのはもちろん、意外な解決法が見つかったりする場合もあります。
私自身も辛い時期は相談して乗り越えました
話す中で自分が悩んでいる原因がわかったり、「他の人も悩みを抱えているんだ」と気づいたりするだけでも、肩の荷がスッとおりるでしょう。
相談相手がいない方は、公立学校共済や厚生労働省の相談サービスがあります。
ただし、予約が必要だったり、対応時間が決まっていたりと相談しにくさを感じるかも知れません。
もっと気軽に相談したい方は、ココナラの悩み相談がオススメです。
・ココナラ
ココナラは相談相手を自分で選べます。ただ話を聞いてもらうことも可能ですし、アドバイスをもらうことも可能です。
予約なしの相談に対応している方もいるので、時間を気にする必要もありません。
相談方法は電話になりますが、匿名で相談できます。電話番号や名前を相手に知られる心配も要りません。教員でも安心して利用できますよ。
初回相談は3,000円クーポンがもらえるので、30分無料で相談することも可能です。
詳しくは下記にまとめていますので、参考にしてくださいね。
無料登録は3分で可能です。まずは相談して、心に余裕を作ってあげましょう。
「電話はハードルが高い」という方は、チャット相談もありますよ
悩みを書き出してみる
思っていることや感じていることを紙に書く方法もあります。
何も決めずにただ書くだけです。紙とペンさえあればいつでも、どこでもできます。
書き出してみると、自分の悩んでいることがわかって頭の中がスッキリするはずです。
さらにスッキリした気分を味わいたい方は、その書いた紙を破ったり、くしゃくしゃにして捨てたりすると効果的。
裏紙でもかまいません。書いたものを誰かに見せるわけではないので、綺麗に書く必要もありません。
今は辛いかもしれませんが、書いた紙を後から見返すと、
あぁ、そんな時もあったな
と懐かしく思う時が来るでしょう。
自分を励ます・支える言葉をもっておく
自分を励ましてくれるのは人だけではありません。
以下のような言葉が支えてくれる時もあります。
壁というのはできる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている
あのときの あの苦しみも あのときの あの悲しみも みんな肥料になったんだなあ じぶんが自分になるための
失敗すればやり直せばいい。やり直してダメなら、もう一度工夫し、もう一度やり直せばいい
私自身、言葉に元気をもらって乗り越えた時期がありました
言葉は週案に書いたり、名札の裏に入れたりしておくといつでも見れます。
ぜひ自分を励ましてくれる言葉や支えてくれる言葉を見つけてみてください。
辛さを理由に教員を辞めるのはあり?
教員の仕事が辛いからといって、辞めるべきかどうかと言えば、100%「イエス」とは限りません。
というのも、どの仕事にも多少の辛さはあるからです。
もちろん辞めると一時的には「辛さ」は解決されるかもしれませんが……また「辛い」と悩む可能性もあります。
まずは上記で紹介した内容をもとに、
- 何に対して辛さを感じているのか?
- 今の仕事でできる改善策はないか?
考えてみてください。
ただし、「辛い」と感じている状態で自分で考えるのは大変かもしれません。
ちょっと今は冷静に判断できないかも
自分で考えられそうにない
という方はポジウィルキャリアの活用をオススメします。
キャリアのプロに悩みを相談して、何に悩んでいて、どうしたら解決できるのか、アドバイスをもらいましょう。
今なら有料相談が45分間無料でお試しできます。無料相談を活用するだけでもヒントを得られますよ。
辞めるべきかどうか自分にぴったりのヒントをもらってくださいね。
ストレス過多で限界サインが出ている時は要注意
ただ、安易に辞めるべきではないといっても、ストレス過多からうつ病や適応障害になってしまっては、働くことすらできなくなる可能性があります。
強いストレスを感じている場合は、ただ耐えるのではなく、
・休職すべきか
・教員を辞めるべきか
といった判断を早めにしましょう。
動ける今のうちに悩みを相談しておくと、ヒントをもとに判断しやすくなります。
仕事が辛い時は自分の気持ちに向き合って適切に対処しよう
今回は教員が辛いと感じる理由と対処法を解説しました。
「辛い時期は誰にでもある」と思っていても、いざ自分が辛い状況に置かれると本当につらいものです。
しかし、行動や考え方次第で現状を打破できる場合もあります。
ぜひ今回紹介した対処法を実践してみてください。
また、強いストレスを感じている場合は、決して耐え続ける必要はありません。休職や転職を視野に入れて適切に対処しましょう。
自分を守れるのは自分だけです。
まずはご自身を大切にしてくださいね