仕事ができないから辞めるのは逃げじゃない!むしろチャンスだと思う
・仕事ができなさすぎてつらい
・周りにも迷惑をかけている……
・でもここで辞めるのは逃げじゃないのか?
と悩んでいませんか。
働き始めてすぐの頃は「よし、頑張るぞ!」と意気込んでいたのが一点、仕事ができない自分に落ち込む方は多いですね。
上司が気にかけてくれたり、アドバイスくれるたりするも、それすら応えられない。
何から手をつけていいか分からなくなって、周りにも迷惑をかけていることを考えると「いっそのこと辞めてしまいたい」と思うでしょう。
私も教員として働いていたのですが、自分の仕事の出来なさから何度辞めたいと思ったことか……
しかし、「辞めるのは逃げではないか?」と悩むと決断できず、悶々とした毎日を過ごすことになってしまいます。
そこで今回は、仕事を辞めるか迷っているあなたに向けて、辞めるのは逃げではない理由と仕事を辞めて後悔しないための対策を紹介します。
当記事を読むと、逃げではない理由がわかり、今のつらい現状から抜け出せますよ。
仕事ができなくて辞めるのは逃げじゃない理由5つ
冒頭でお伝えした通り、仕事ができないから辞めるのは逃げではありません。
その理由は、次の5つです。
一つずつ解説していきます。
仕事ができないのは向いてない仕事だから
仕事ができない自分が嫌だ……
と思っているかもしれませんが、悲観的になる必要はありません。
なぜなら、あなたが仕事ができないのではなく、向いていない仕事をしている可能性が高いからです。
勉強が得意な子もいれば、スポーツが得意な子がいるように、仕事にも向き・不向きがあります。
例えば、接客が向いている人もいれば、人と関わらない仕事が向いている人もいる、ということです。
特に向いていない仕事をやるのは体力的にも精神的にもつらさを伴います。
例えば、サッカーが嫌いなのに、無理やりサッカーをさせされるのはきついですよね。練習どころか、やる気が起きず上手くならないのはご想像通り。
仕事ができないのはあなたが原因ではなく、向いていない仕事をしているケースが多いのです。
仕事はやってみないとわからない
向いてないない仕事を選んだ自分が悪いよね
と感じたかもしれませんが、最初から向いている仕事を選べる人はほんの一握りです。
ポジサラの「自分に向いてる仕事に就くまでにかかった転職回数」の調査によると、転職2回目で向いてる仕事に就く人が多いことが分かります。
就職して自分の向き不向きがわかる
↓
経験をもとに仕事を選び直す
↓
さらに絞ってしっくりくる仕事に出会う
といったイメージですね。
いくら「自分は〇〇が向いている!」と思っていても、本当にそうなのかは実際にやってみないとわかりません。
私も転職2回目でしっくりくる仕事に出会いました。
ですから、「こんな仕事を選ぶんじゃなかった」と落ち込む必要は決してありません。仕事はやってみないとわからない部分が大きいのです。
最初から仕事ができる人はいない
最初から100点を目指していませんか。
今はどんなに仕事ができる人でも、最初からできる人はいません。
働いていろんなことを経験する中で、出来ることが増えていくからです。
「上司は仕事できてすごい」と思っているかもしれませんが、できて当たり前です。
なぜなら、あなたよりも経験を積んでいるから。
新人の頃はあなたと同じように「仕事ができない自分が嫌だ」と思っていたかもしれません。失敗もたくさんしてきたでしょう。
でも、失敗から学んで、今があるのです。
もちろん上司の過去は知りようがないので、今だけ見ると「仕事ができてすごい人」と思ってしまうのも仕方ありませんが。
では、同僚が仕事ができるケースはどうでしょうか。
同僚が仕事ができるのは、向いている仕事に就いているからです。前述した通り、仕事には向き不向きがありますからね。
自分も同僚のようにできたらな……
と思うかもしれませんが、もともと育った環境も持っている能力も違うので、最初から仕事ができなくても落ち込む必要はありません。
辞めるのは向いてる仕事を見つけるチャンス
とはいえ、仕事を辞めることに対してマイナスイメージがある方もいると思います。
しかし、よく考えてみてください。仕事を辞めることは本当にマイナスなのでしょうか。
むしろ向いていない仕事を無理やり続けたり、辞めたいと思いながら働き続ける方がよっぽどマイナスだと思います。
なぜなら、体調不良になる可能性が高いからです。
体調不良になると健康はもちろん、お金も回復までの時間も失うことになります。
それより自分の強みをかせる仕事をした方が毎日生き生きと過ごせますし、何よりあなたが健康でいられるでしょう。
また、最初から向いている仕事に就ける人が少ない点を踏まえると、仕事を辞めるのは自分に向いている仕事に就くためのチャンスと言えます。
仕事ができないと気づいた時点であなたはできる人
私は「仕事ができない」と気づいた時点であなたは仕事ができる人だと思います。
というのも、本当に仕事ができない人は、「自分が仕事ができないこと」にすら気づけないからです。
上司から「〇〇ができてないよ」と言われて始めて自分が仕事ができないことに気づくのパターンが多いです。
しかし、あなたは違います。自分で気づいたのです。
もちろん仕事ができない自分を受け入れるのはつらいですが、気づいただけでも大きな一歩です。いくらでも改善できます。
本を読んで新しいやり方を取り入れたり、上司にコツを聞いたりして少しずつ「できない」を「できる」に変えていきましょう。
いくら改善してもできない場合は、辞めるのも一つの手です。
逃げるが勝ち?私の退職体験談
2年前の私もあなたと同じように「仕事できなくて辞めたい」「これ以上周りに迷惑はかけられない」と思っていました。
しかし、ここで辞めるのは逃げではないか?辞めた後の仕事はどうするのか?など、判断材料がなく……
結果的に体調不良をきっかけに自分に向き合って、退職することを決意しました。
実際に退職して変わったことは、次の3つです。
一つずつ紹介していきますね。
心に余裕ができた
1つ目は、心に余裕ができた点ですね。
仕事を辞めるまでは、心の余裕が全くありませんでした。
というのも、
「今日も〇〇できなかった」
「なんで〇〇しておかなかったんだろう?」
など、できないことばかり意識していたからです。その結果、できないことが気になって仕事が進まず……
今度は仕事の終わらなさからイライラしたり、何かあると誰かのせいしたりネガティブな自分になっていました。
でも、不思議と働いている時は、自分の余裕のなさに気づけないんですよね。
仕事から離れてようやく、いかに余裕のない自分になっていたか、気づかされました。
心に余裕が生まれると、次のようなメリットがあります。
人生が楽しくなった
「人生が楽しくなった」というと、 「 なに綺麗ごと言ってるの?」と思われるかもしれませんね。
しかし、仕事を辞めてから本当に人生が楽しくなりました。
なぜなら、当たり前のことに感謝できるようになるからです。
・健康であること
・蛇口をひねれば水が出ること
・毎日食べ物があること
など、「ない」ことばかりに目を向けていた自分から「ある」に目を向けられるようになりました。
その結果、考えやマインドもネガティブからポジティブになって毎日生きるのが楽しくなるのです。
「視点が変わるだけでこんなに人生が変わるんだ」と思ったのを今でも覚えています。
視野が広がってやりたいことを見つけられた
最後は、視野が広がってやりたいことを見つけられた点ですね。
いかに自分の視野が狭かったか思い知らされました。
なぜなら、転職するまでは教師以外にどんな仕事や働き方があるか知りませんでしたし、周りも教師が多かったからです。
教師という目線でしか世界を見れていませんでした。
でも、仕事を辞めてから出会う人が変わって、世の中にはどんな仕事や働き方があるかを知りました。
自分のやりたいことに向き合う中で、たどり着いたのが「文章を書く仕事」でした。
今いる環境から出ると、付き合う人や手に入る情報が変わるので、選択肢がグッと広がりますよ。
仕事を辞めて後悔しないための対策3つ
「よし!自分が仕事できなくて辞めるのは逃げじゃないことがわかったから、辞めるぞ」といっても、辞められないのが仕事です。
毎月の生活がかかっているので、辞めた後のことを考える必要があります。
特に、転職後また仕事ができなくて辞める……という同じ過ちを繰り返すのは避けたいですよね。
そこで、仕事を辞めて後悔しないための対策を以下にまとめました。
1:終わりを決める
まずは、いつ仕事を辞めるのか決めましょう。
なぜなら、終わりを決めないとズルズル働き続けてしまうのが人間です。
もちろんあなたがそれでいいのであれば問題ありませんが……人生は一度きりです。失った時間は戻ってきません。
会社が「辞めたいなら辞めたらいいよ」と切ってくれることもありません。あなたが決めて動かない限り、現実は変わらないのです。
今より充実した毎日を過ごしたいのならば、まずはいつ辞めるか期限を決めましょう。
キリの良い3月でも、プロジェクトが終わってからでもOKです。自分の状況に合わせて決めてください。
2:転職の準備をする
いつ仕事を辞めるか決めましたか。
大体でもOKです。退職希望日を決めたら、逆算して転職活動を始めるのがベストです。
というのも、下記の通り転職活動は一般的に3ヶ月以上かかると言われているからです。
今の仕事を辞めてすぐに次の仕事が決まる……なんてことはありません。
求人探しや書類作成、面接など、準備するのに時間が必要ですし、企業側の都合も関わってくるので、スムーズにいく確率は低いです。
仕事を辞めて収入面で困らないためには、在職中に転職活動を始めておきましょう。
例えば、3月退職の場合は、遅くとも1月には転職活動を始めておくなど。
とはいえ、初めての転職となると不安になりますよね。
何をすればいいかわからないのはもちろん、自分に向いている仕事が分からず悩む人もいるでしょう。
そこで安心して転職活動を進めたい方におすすめなのが、転職エージェントです。
転職エージェントを活用して転職成功率を高めよう
転職エージェントは、あなたにマッチする求人を無料で紹介してくれるサービスのです。
紹介してくれるのはプロのキャリアアドバイザーなので、専門知識を駆使して、自分に最適な求人を選んでもらえます。
特に転職エージェントにしかない求人も扱っているので、より自分に向いている仕事に出会いやすくなります。
もちろん紹介してもらった求人は、必ず引き受けないといけない決まりはないので安心してください。
応募するか否かは、あなたが自由に選択できます。
求人は自分でも探せますが、まずは自分を知るところからのスタートになるので、求人選びまでに時間がかかってしまうでしょう。
特に求人は応募期限があるので、スピードが求められます。
その点転職エージェントを利用すると、求人をパッと紹介してもらうので、あとは選んで応募するところからスタートできるのです。
さらに書類添削や面接対策もしてもらえるので、一人で転職活動をするよりも成功率を高められますよ。
私も転職する際に転職エージェントを利用しました。
利用するまでは、「キャリアのことを知らない人に相談してもいいのか?」と不安だったのですが、利用して驚きました。
有料級の手厚いサポートが受けられたからです。
私が利用した転職エージェントはdoda(デューダ)
doda(デューダ)について詳しく知りたい人のみ、以下を参考にしてください。
向いている仕事を見つけるためにも、転職エージェントを活用して、転職活動を効率的に進めましょう。
3:引き継ぎ準備を進めておく
最後は、引き継ぎ準備を進めておきましょう。
なぜなら、退職時に欠かせないのが引き継ぎだからです。
データをまとめるなど、あなたが退職しても他の人が困らないようにしておく必要があります。
特に避けたいのが「引き継ぎのし忘れ」です。
退職日が近くなってから、準備すると慌ててしまうのが人間です。当然、引き継ぎのし忘れが起こりやすくなります。
退職後に電話したり、会社に出向いたりするのは避けたいですよね。
円満退職するためにも、余裕があるうちに引き継ぎ資料などの準備を進めておきましょう。
転職する際の注意点1つ:働く目的を「お金」にしないこと
大人はなんのために働いてるの?
と子どもに聞かれたらなんて答えますか。きっと「お金を稼ぐためだよ」と答えるでしょう。
もちろん生きていくためにはお金が必要なので否定しませんが……本来は「お金」ではなく、稼いだお金で「やりたいこと」が目的だと思うんです。
サウナや旅行に行く、欲しいものを買うなど、やりたいことは人それぞれだと思います。
何よりやりたいことをイメージすると、ワクワクするはずです。そのワクワクが結果的に仕事のモチベーションになります。
自分のやりたいことがわかると、仕事を選ぶ際も収入や企業名など目先の条件だけにとらわれなくなって、結果的に満足のいく転職ができるのです。
しかし、中には「やりたいことがない」「何がしたいかわからない」という方もいると思います。
ここで解説すると長くなってしまうので、下記のまとめました。自分のやりたいことを知りたい!という方だけ、合わせて読んでみてください。
仕事ができないから辞めるのは自分に向いている仕事に就くチャンス
「仕事ができないから辞める」のは逃げではない理由は以下の通りです。
辞めることは決してマイナスではありません。むしろ自分に向ている仕事を見つけるチャンスだと思います。
向いていない仕事を無理に続ける人生と、向いている仕事をする人生、どちらがいいかは明白ですね。
ただし、行動しないことには今の辛い現状は変わりません。
まずは、今の仕事を辞めるか続けるかを決意するところから始めましょう。
辞めるか迷う方は、今回紹介したdoda(デューダ)
相談する中で自分の気持ちに気づいて、はっきり決意できるでしょう。