ミイダスってどうなの？元教員の口コミから分かるメリット・デメリット

ミイダスは2015年に誕生したアプリ型転職サービスです。

比較的新しいサービスですが、利用企業は42万社以上、登録ユーザー累計111万人を突破。

届いたスカウトをチェックするだけなので、自分で求人を探す必要はありません。

教員として働きながらの転職活動をスムーズに進めるためには、欠かせないサービスです。

当記事では、転職を考えている方に向けて、ミイダスの特徴や活用法、実際に使ってみた感想などを紹介します。

ミイダスを有効活用して、教員からの転職を成功させましょう。

教員の転職を成功させるためには、転職サイトの複数利用が欠かせません。「おすすめ転職サイト8選」にて他の転職サイトを紹介していますのでご確認ください。

ミイダスの特徴

登録ユーザー数	累計111万6,788人 ※2023年5月時点
求人数	非公開
利用者層	20代：34％ 30代：38％ 40代：18％ ※2023年5月時点
利用料金	無料
対応地域	全国
運営会社	ミイダス株式会社
公式サイト	https://miidas.jp

ミイダスを運営するミイダス株式会社は、大手転職サービス「dodaエージェントサービス」と同じパーソルグループの1つです。

ミイダスという名前には、

自らの市場価値を知り、ふさわしいキャリアパスを「見い出す」ことができる

という意味が込められています。

診断ツールの結果にマッチしたスカウトが届くので、

このような教員におすすめの転職サイトです。

有料級の自己診断を無料で受けられる

ミイダスに登録すると自分の性格や適職を無料で診断できます。

一般的な分析というと、

・あなたは営業職に向いてます
・あなたは〇〇タイプです

といったありきたりな診断結果が多いですが、ミイダスの分析結果は数値と言葉で細かく書かれているのでわかりやすいです。

 実際の診断結果（一部）

診断結果にもとに企業からスカウトが届く

ミイダスは登録したプロフィールや診断結果に基づいて、企業からスカウトを受けることができます。

教員から転職する際に第一関門となるのが、「書類選考」です。

しかし、ミイダスのスカウトの中には「面談確約」もあるので、書類選考で落とされる心配がありません。

オファーに応募すれば面接に進めるため、転職活動の時間を確保しにくい教員にとって魅力的なサービスです。

企業からスカウトをもらえるサービスは、

などミイダスの他にもありますが、経歴情報の入力にそれなりの手間がかかります。

しかし、ミイダスは手軽に登録できるので、自分の市場価値や適職を知るためにも、活用したいツールです。

＼登録無料。有料級の診断ツールが使える／

利用も一切費用はかかりません

ミイダスで受けられる診断3つ

ミイダスに登録すると、3つの診断を無料で受けられます。

市場価値診断は登録なしで利用できる診断です。

コンピテンシー診断とバイアス診断ゲームは、登録後に診断を受けられる仕組みになっています。

市場価値診断

市場価値診断を受けると、経歴や資格から自分の市場価値を診断できます。

・面談確約オファーの数
・同じ経歴のユーザーはどのくらいの年収のスカウトを受け取ったのか？
・自分のスキルや経験を求めている企業の数

上記3点が数値で表示されます。

コンピテンシー診断

コンピテンシー診断は、以下の内容を分析できます。

・ストレス要因
・上下限関係の適性
・自分の性格や強み

選択式の質問に答えていく形式です。

個人的には職務適性が参考になりました。

 診断結果（一部）

自分がどの職種に向いているか10段階で示してくれるので、

という方にピッタリの診断と言えます。

回答には多少の時間がかかりますが、細かく分析してくれるので、試してみる価値は十分あります。

バイアス診断ゲーム

・会議の時間を間違えていた
・迷ったら「いつもの」を選ぶ
・買う気はなかったけど、周りに流されて買ってしまった

このような経験、ありませんか。

バイアス診断ゲームでは、意思決定の癖や思い込みを分析できます。

特に「思考の癖」は自分では気づけません。

しかし、バイアス診断ゲームはゲーム感覚で質問に答えていくだけで思考の癖が調べられるのです。

しっかり分析するために、所要時間40分ほどかかりますが、途中で辞めても、後日、中断した場所から再開できます。

「人生は決断の連続」と言われるように、決断で人生が大きく変わります。

ぜひバイアス診断ゲームを活用して、日常生活や仕事での意思決定の質を上げましょう。

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ミイダスを利用するメリット

ここまでサービスの特徴を紹介しましたが、実際に利用する上でどのようなメリットがあるのでしょうか。

ミイダスのメリットをまとめると次のとおり。

市場価値や自己分析結果がわかる

ミイダスほど手軽に利用できて、分析能力に優れた転職サービスはない、といっても過言ではあありません。

回答には時間がかかりますが、

・自分の市場価値
・自分の行動や思考の特徴

といった内容を無料で細かく分析できるのは、ミイダスを利用する最大のメリットです。

例えば、上下関係の適性やストレス要因などを分析できる無料サービスは、他にありません。

給料や仕事内容だけではなく、自分では気付きにくい精神的な部分も診断してくれます。分析結果を数値で表してくれるのでわかりやすいです。

例えば、適性職種の結果で、

営業業：8点
サービス業：3点

となっていた場合。

ということが結果から判断できますよね。

分析結果が可視化されることで、取捨選択しやすくなります。

求人ごとに適性がわかる

ミイダスで届いたスカウトは、

・募集条件一致率
・活躍可能性

が表示されています。

A～Eの５段階で評価され、募集条件一致率がA評価の求人は面談確約スカウトが多いです。

この機能も他の転職サービスにはありません。

と迷っても判断基準があるので、迷う時間を選考の時間に変えられます。

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ミイダスを利用する際のデメリット

ミイダスのデメリットは以下のとおりです。

自分で求人を探して応募することはできない

ミイダスはスカウトが来るのを待つサービスなので、自分で求人探しはできません。

などと心配になる方もいるでしょう。

ただ、主要都市での転職であれば、それなりにスカウトが届きます。

希望勤務地で「大阪」を選択してみると、

教育業界の求人：21件
IT業界の求人：118件

のスカウトが届きました。教員の経験しかなくても安心して使えます。

もちろん地方での転職を希望したり、条件を絞りすぎるとスカウト数は少なめです。

試しに勤務地を「愛媛」にしてみると、

教育業界の求人：2件
IT業界の求人：5件

と表示されました。

地方で利用する場合は、条件を広げて設定する必要があります。

転職サポートは受けられない

ミイダスは自分で転職活動をするためのサービスです。

転職エージェントのような、

・応募書類の添削
・面接練習
・年収など条件や待遇の交渉
・面接日や入社日の調整

といったサポートはありません。ミイダスはあくまでも、自分で転職活動を進めるためのサービスです。

転職活動に不安のある方は、ミイダスだけでなく、転職エージェントの併用をおすすめします。

【体験談】ミイダスを使って分かったこと2つ

私は教員から転職する際にミイダスを使いました。

実際に使って感じたことは2つあります。

市場価値診断は高く評価されやすい

ミイダスは以下のような内容を入力すると、推定年収や選考条件に一致する企業の数を分析できます。

 入力項目一覧

細かい情報を入力することで、自分の市場価値を分析できるようになっています。

私も試しに分析してみました。

喜びの反面、気になったのが推定年収です。

当時の私の年収は450万円ほどだったのですが、その金額をはるかに超える年収が表示されたからです。

ミイダスの市場価値診断は7万人の転職実績データをもとに分析されるのですが、完全に自分の条件と一致するとは限りません。

その結果、想定年収が曖昧に表示されてしまうのです。

とはいえ、あまりにも低い年収が表示されると転職意欲が下がってしまいますよね……

少しはミイダス側の意図が含まれているかもしれません。

実際のスカウト内容を確認すべき

市場価値診断を鵜呑みにして、

と期待するのはおすすめしません。

実際にスカウト内容をみると、400～500万円がほどんどでした。

もちろん700万円、またはそれ以上の年収スカウトもありましたが、全体的には少なかったです。

想定年収はあくまでも目安として「実際のスカウト内容を確認しながら判断した方がいい」と感じました。

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元教員の口コミ

ここでは元教員の方の口コミを紹介します。

私はミイダスで適正検査してみて、ことごとく教員の適性がなくて、転職するきっかけになりました
高校教員（出典：X）

ミイダスって転職サイトで診断みたいなのしたら、教師向いてなかった…
中学校教員（出典：X）

ミイダスのコンピテンシー診断受けたら、教員向いてるらしい。笑
死ぬほど子どもに悩まされてるから教員はないとして、地方公務員はたしかに検討の余地あるよね
小学校教員（出典：X)

教員がミイダスを活用するポイント

ミイダスの活用ポイントは1つ。

スカウト数をいかに増やすか、これに尽きます。

スカウト数が少ない場合、選択肢も応募できる数も制限されてしまうからです。

スカウト数を増やす対策は次の3つ。

プロフィールを充実させる

このような場合は、プロフィール情報を充実させるのがおすすめです。

アプリ内の「プロフィールを更新する」を選択すると変更できます。

学歴や経歴などは変えようがありませんが、資格やスキルなどは更新可能です。

希望職種・業界に必要な知識を勉強したり、資格を取ったりするとオファーが増える可能性が高くなります。

例えば、Excelや語学スキル、プログラミングなど。教員であれば、少なくとも「教員免許」書けるはずです。

ビジネススキル・資格の項目にある「その他」に記載しておきましょう。

また、資格取得を目指している場合は、

・IT業界に興味があり、プログラミングの勉強をしています
・経理の仕事に興味があり、簿記3級の資格取得に向けて勉強中です

など、勉強中の内容を記載することで、効果的にアピールできます。

希望条件を広く設定する

ミイダスでは以下の項目を設定できます。

・勤務地（5つまで）
・職種や業種
・希望年収
・契約形態（正社員・契約社員）
・平均残業時間
・国内転勤の有無
・企業規模など

細かく設定することもできますが、その分、オファー数も少なくなります。

譲れない条件だけ設定しておくのがおすすめです。

気になる機能で企業とつながる

ミイダスには「気になる」という機能があり、

といった場合、「気になる」に登録すると、いつでも「気になるポジション」から確認できます。

また企業からメッセージが届く場合もあります。

メッセージが届くと企業と自由にトークできるようになるので、選考を有利に進められる可能性もあるでしょう。

ぜひ「気になる機能」を活用してみてください。

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ミイダスの退会方法

ミイダスに登録後、転職先が決まるなどして退会する場合もあるでしょう。

ミイダスの退会は数分で可能です。

メニュー項目にある「FAQ・お問い合わせ」を選択すると「退会」の項目が出てきます。

「退会」タップして退会理由を選択すれば手続き完了です。

ただし、一度退会してしまうと、全てデータが消滅してしまいます。再登録も可能ですが、最初から入力し直しになる点は注意しておきましょう。

退会画面でも以下のように表記されるように、データを消滅させるよりも通知設定をOFFにしていれば、煩わしさは感じません。

ミイダスをおすすめする人

ここまでの内容を踏まえると、ミイダスは以下のような方におすすめです。

ミイダスの無料診断ツールを利用すると、自己分析ができる上、思わぬスカウトが届く可能性もあります。

ただし、ミイダスを利用したからといって内定が決まる保証はありません。自分で応募して、書類選考や面接を受ける必要があります。

他の転職サイトや転職エージェントを併用する前提で登録しておくことをおすすめします。

ミイダスは教員も利用可能。適職診断や自己分析におすすめ！

今回はミイダスの特徴や口コミを紹介しました。

推定年収がやや高く表示される点には注意が必要ですが、それ以外は教員でも十分使えるサービスです。

ただし、転職サポートは受けられないので、本格的に転職を考えているのであれば、エージェントの併用がおすすめです。

転職活動に向けた自己理解を深めるためのツールとしてぜひ活用してみてくださいね。

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また、教員の転職を成功させるためには、転職サイトの複数利用が欠かせません。「おすすめ転職サイト8選」にて他の転職サイトを紹介していますので合わせてご確認ください。

今回は以上です。