日本のKindleって海外からも使えるの？海外から利用する際の注意点と対策を解説

どうも、ドイツ在住のミチです。

海外在住者の悩みのタネと言えば、日本の本が手に入りにくい点だと思います。

「日本の本が読みたい」と思っても気軽に本が読めるわけではありません。

日本から取り寄せる方法もありますが、届くまでに時間がかかりますし、手間もかかってめんどくさい……

そんな時に思いつくのが電子書籍の「Kindle」ですよね。

Kindleはネットさえあれば読めるので海外在住者にとってめちゃくちゃ便利です。

ただし、気になるのが

という点です。

結論からお伝えしますと、使えます。

実際にドイツから使ってみたのですが、普通に購入できました。読むのも難なくクリアできました。

ただし、途中で使えなくなるリスクがある点は否めません。

そこで今回は海外からKindleを使う注意点や購入方法をまとめました。

日本のKindleを海外から使うリスク

実は日本のAmazonフォーラムに海外からの利用について明記されています。

Amazon.co.jpで販売されている多くのKindle本の販売権には、地域の制約等があるため、現在は、日本国内のお客様にのみ提供しております。居住国を日本に設定されている場合でも、お客様が日本国外にいらっしゃる場合は購入いただけません。海外旅行で一時的に日本を離れる場合を考慮し、数冊は海外からも購入いただける場合があります。しかしながら、その場合でも一定数を超えると海外からの購入はできなくなりますので、ご了承ください。

Amazonデジタル＆デバイスフォーラム

つまり「何冊かは購入できるけど、そのうち買えなくなるよ」という話。

日本のKindleはあくまでも日本国内に住んでいる人向けのサービスなので、仕方ありません。

海外から利用する場合は、ある程度のリスクを背負って使うことになります。

と割り切れる方は良いでしょう。

しかし、「途中で使えなくなるのは嫌だな」という方は海外からの利用が認められている電子書籍サービスの利用をおすすめします。

【実体験】海外からKindleを使ってみた

海外利用はリスクがあるとはいえ、気になったのが「一定数」という文字。

また、Kindle Unlimitedも使えるのか知りたかったので、実際に海外からトライしてみました。

結果はこちら↓

ドイツから日本のAmazonにアクセスしてKindle本を購入。Kindleアプリをダウンロードして開くと自動で表示されました。

ただし、２冊目以降は買っていません。「楽天Koboで買った方が安い」と思ったからです。

楽天Koboは海外からの利用が認められているので、筆者は楽天Koboを愛用してます。

また、「今回も買えるかな？大丈夫かな？とビクビクしながら使うのは嫌だな」と思ったのも、購入をやめた理由の1つです。

なので、Kindle本はAmazonフォーラム通り海外からも購入できますが、何回か購入するとバンされる可能性がある、といえます。

一方、Kindle Unlimitedは普通に使えます。

半年ほど契約して使っていたのですが、問題なく使えました。サブスクだからでしょうか。

海外から実際に使ってみた結果、Kindleは「Kindle Unlimited」を利用したい人にはおすすめできるな、と思いました。

オーディオブック「Audible」も使える

ちなみにAudibleも問題なく使えました。

AudibleはAmazonのオーディオブックです。

作品数は電子書籍に比べると少ないですが、聴くタイプの読書なので、目は疲れません。移動中や家事をしながらでも利用できます。

最初は「オーディオブックか……」と、なんとなくマイナスイメージがあったのですが、

• ラジオを聴くように学べる
• 再生速度を変更できて頭の体操になる
• （良い意味で）飛ばし読みできない

など、普段の読書とは違った感覚で読書できました。個人的にはスキマ時間を有効活用できてよかったです。

日本のKindleを海外から利用するコツ

日本のKindleは海外のクレジットカードが使えたり、読み放題サービスがあったり……

海外在住者がKindleを利用するメリットがあるのも事実です。

ここでは海外から「Kindleを使いたい」という方に向けて、少しでも安心して使う方法を3つまとめました。

サブスクを利用する

一番安心できるのが、サブスクを利用する方法です。

サブスクですと海外からも使える確率が高く、リスク回避もできるからです。

Amazonには3つのサブスクがあります。

上記のサブスクを初めて使う方は30日間無料でお試しできます。

万が一「使えなかった」となっても、登録から30日以内に解約すれば損することはありません。

解約はAmazonにログイン後、アカウントサービスからできます。30秒で可能です。

もちろん上記のサービスはサブスクなので、読めるのは対象作品のみですし、対象作品以外は購入する必要があります。

しかし、いきなりKindle本を購入して読めなかったり、購入できなくなったりするよりは、サブスクでスタートした方が安心できるでしょう。

リスク回避、かつ無料で本も読める・聴ける、まさに一石二鳥です。

無料体験中に解約しても、キャンペーンで再度、お得に利用できる場合もあります。

例：Kindle Unlimited月980円→2ヶ月99円など。メールでお知らせが来ます

海外から安心して使いたい方はKindleのサブスク利用がおすすめです。

請求先住所などの設定を「日本」にする

Kindleのサブスクを利用したい方やKindle本を購入して読みたい方は、下記のアカウント設定がおすすめです。

請求先住所：日本の住所（実家など）
コンテンツと端末管理の国設定：日本

日本のAmazonアカウントにログイン後、「アカウントサービス」から設定できます。

請求先住所は「お客様の支払い方法」から↓

コンテンツと端末管理の設定は「デジタルコンテンツとデバイス」の「コンテンツと端末管理」から↓

と不安になるかもしれませんが、安心してください。

筆者も日本に設定して使いましたが、郵便物が届くことはありませんでした。

もちろん上記を試したからといって、100％海外から使い続けられるとは限りません。

しかし、設定できるところは可能な限り「日本」にしておくと、何もしないよりは安心して使えるでしょう。

VPNを利用する

さらに安心して利用したい方はVPNを利用する方法があります。

一般的にネットは、どこから使っているのか分かるようになっています。筆者で言えばドイツです。

そのため、Kindle側が海外からのアクセスだと分かり、ブロックしてしまうのです。

イメージは次の通り↓

しかし、VPNを使うとセキュリティ対策としてアクセスもとを変更できます。

本当は海外からアクセスしているけど、VPNを使うと日本からのアクセスにできる、という話。

そのためKindle側からブロックされるのを防げます。

ただし、VPNを使うためには別途、契約や登録が必要です。登録せずに使える無料VPNもありますが、安全面からおすすめできません。

となるとNordVPNやSurfSharkなどの有料VPNになるのですが、

という方は良いでしょう。VPNの利用目的が他にもありますからね。

VPNを繋ぎっぱなしにすることもできるので、わざわざ接続する必要もありません。

しかし、電子書籍のためだけにVPNを契約したいか？と言われると、正直微妙なところ。

どうしても電子書籍購入のために「VPNを使いたい」という方はProton VPNの無料プランをおすすめします。

Proton VPNは有料VPNなのですが、唯一無料プランが用意されているからです。

無料なので使い勝手は有料プランには劣りますが、電子書籍の購入ならおすすめできます。

海外から日本のKindleを購入して読む手順

ここでは日本のKindleを海外から使う手順をまとめました。

Kindleには複雑な操作はありません。手順に沿って手続きすると迷わず購入から読むところまで辿り着けるはずです。

 Amazonのサブスク利用はこちら

＼オススメ／ Audible	Kindle Unlimited	Prime Reading
1：Audible公式サイトにアクセスする 2：「30日間の無料体験を試す」をタップ 3：アカウントにログイン 4：「無料体験を試す」をタップする 5：アプリで本を聴く	1：Kindle Unlimited公式サイトにアクセスする 2：「30日間の無料体験を始める」をタップ 3：アカウントにログインする 4：支払い方法を選択する 5：アプリで本を読む	1：Amazonプライム公式サイトにアクセス 2：「30日間の無料体験を始める」をタップ 3：アカウントにログインする 4：支払い方法と請求先住所を登録する 5：アプリで本を読む

Kindle本の購入手順は次のとおりです。

KindleやAudibleはブラウザでも利用できますが、海外からのブロックを防ぐためにはアプリがおすすめです。

アプリはスマホかタブレットのみになりますが、ダウンロードしておくと、外出先でもネットなしで読めます。

どちらも海外のアプリストアにあるので手間はかかりません。ただ、ログインは日本のAmazonアカウントでしてくださいね。

日本のKindleはリスクはあるけど海外からも使えます

日本のKindleを海外から使う場合は、ある程度のリスクを背負っての利用になります。

ただし、海外在住者にとって支払いが便利だったり、読み放題サービスがあったりとKindleを使うメリットもあります。

少しでも安心して海外から利用した方は下記の方法を試してみてください。

100％安心して使いたいという方は、海外利用が認められている電子書籍サービスをおすすめします。